大掃除の心得と
効率よく進めるコツ
高橋ゆき流、
大掃除を楽しくラクにするコツは
「あわてず・あせらず・
やさしい気持ち」で
スケジュールを立てて計画的に
家事のプロフェッショナルである高橋さん。「いざ大掃除!」と意気込む人たちに伝えたいのは、「“やり方”の前に、まず “考え方”」とのこと。
お掃除上手になる心がまえ
「お掃除上手になるための考え方として、私はいつも、『あわてず』『あせらず』『やさしい気持ちで』取り組むことをおすすめしています。
『あわてず』は、時間がない中でやみくもにお掃除をして、結局前より雑然としてしまったということのないように。
『あせらず』とは、あせって無駄な力を入れて家具や家にキズをつけてしまったりすることのないように。キズに汚れが入り込んでしまっては、せっかくのやる気も台無しですから。
そして『やさしい気持ちで』は、大切な家族が住む家に、心地よい空間のエネルギーを漂わせることができるように。
この3つの心がけでお掃除すれば、楽しく、ラクに、家がきれいになります」
場所別お掃除スケジュールで、
楽しくラクな大掃除に
特に大掃除では『あわてず』余裕をもったスケジュールを立てることが大切。そうでなくても何かと多忙な年末に向けて、「窓周り」「エアコン」「換気扇」「寝室」「キッチン」など、場所別に少しずつ掃除の予定を組んでおくと、心穏やかに臨めます。
「一度に全部やる必要もありません。家族で担当を決めて、それぞれの都合に合わせて進めるようにするのもいいでしょう。リビングなら『今日はソファ周辺、明日はテレビ周り』と、ひとつの場所の中をさらに細分化していくと効率的ですし、気持ちもラクです」
大掃除に役立つ
便利な掃除グッズ
ミーレの掃除機と
高橋さんの掃除グッズ
併用すれば大掃除がもっとラクに
使い勝手のいい道具をそろえることも、効率のよい大掃除には必須です。今回使用するのは、ミーレの紙パック式キャニスター型掃除機と、場所別に活用できるアタッチメント。さらに、高橋さんの経験から生まれたオリジナルのお掃除グッズも併用することで、掃除機では落としにくい汚れまでスッキリきれいに落とします。
今回使用する掃除アイテム
ミーレ掃除機とブラシなどのアタッチメント
Compact C2 SDCO 4 Clean Meister
HEPAフィルターを搭載し、床だけでなく空気までクリーンにする掃除機。強力な吸引力で、目に見えないホコリやハウスダストまで徹底的にキャッチ。
標準床用ノズルに加えて、フローリング用ノズル パーケットツイスターや布団用ノズル ハンドターボブラシなど5種類のアタッチメントが付属。花粉やハウスダストなどアレルギーにお困りの方、しっかりお掃除したい方に最適です。
高橋さん考案のDIY掃除グッズ
高橋さんの経験から生まれたオリジナルのお掃除グッズは、大掃除はもちろん、ふだんのお掃除でも大活躍。
「スポンジ、軍手、ゴム手袋など、どの家庭にもある材料で簡単に作れます。無駄な力を使うことなくラクに汚れを落とすことができるので、『あせらず』お掃除ができます」
レールカットスポンジ
スポンジを縦に使い、柔らかい面に、サッシのレールの幅に合わせてカッターナイフで2本切り込みを入れる。切り込みの深さは3分の2程度。
軍手ぞうきん
ゴム手袋の上から軍手を装着。指先と手のひらを使って、細部のホコリや汚れにまで対応。ゴム手袋の裾を折り返して内側を輪ゴムで止めておけば、めくれ防止と洗剤の液だれ防止に。
ストッキングハンガー
ハリガネハンガーのフック部分と、その真下を持って引っ張り、菱形に曲げる。上からストッキングをかぶせて、余った部分はフック部分に巻き付けて持ち手にする。
マンゴーカットスポンジ
レールカットスポンジと同様に縦に2本の切り込みを入れた後、横に3本の切り込みを足す。※今回は使用しませんが、細かい部分の汚れも落とせる優れもの。
覚えておきたい掃除の基本
掃除の順番は上から下、奥から手前へ
ホコリを落としてから
拭き掃除が鉄則
大掃除でも、ふだんのお掃除でも、無駄なくきれいにするための基本的な手順は同じです。
「まずは掃除を始める前に、窓を開けて換気をします。必ず2カ所窓を開けて、空気を入れ替えましょう。空気が動くことでホコリも浮き、掃除がスムーズになります」
まず上から下へ、
ホコリを払って掃除機で吸引
いきなり拭き掃除をしないこともポイントです。
「一見きれいに見えても、表面には細かいホコリが付着しています。それをいきなり水拭きすると、ホコリがダマになって、かえって落ちにくくなってしまいます。まずはホコリを払いましょう。この時、必ず上から下へ払い落とすように。高いところから順にホコリを落としていき、掃除機で床に落ちたホコリを吸い取ります」
今回はミーレのアタッチメントを使って、床だけでなく、手の届かない場所のホコリまで吸い取る掃除方法をご紹介します。
汚れや場所に合わせた拭き掃除で、ピカピカに
最後は、汚れを拭き取る拭き掃除。①水拭き ②乾拭き ③仕上げ磨きの順で行うと、ピカピカになります。
「拭き掃除のためのぞうきんは、水拭き用、 乾拭き用、仕上げ磨き用と3種類用意しましょう。ケバの立たない素材で、それぞれ色や柄を変えると分かりやすくていいと思います。軍手ぞうきんを使う場合は、片手を水拭き、片手を乾拭きにすると便利ですよ。拭くときは、つねに一定方向で。ぞうきんをワイパーのように左右に動かすと拭きムラが残りますし、素材によってはキズがつくことも。上から下、奥から手前、が基本です」
掃除機のかけ方も奥から手前、が基本。フローリングは木目に沿って一定方向にゆっくりかけるのが良いそう。また、壁際のお掃除で幅木に向かってガチャガチャと掃除機のヘッドをぶつけるのは、傷みの原因になるためNG。「幅木には寸止めして、最後に壁に沿って縦のラインでゴミを吸い取りましょう」
場所別の掃除方法
場所に応じた掃除アイテムを活用
見落としがちな細かい箇所も
お掃除を
大掃除の基本手順とポイントを踏まえたら、いよいよ実践。場所別に、ミーレ掃除機と高橋さん考案のお掃除道具を使ってお掃除していきましょう。
窓まわり(カーテンレール・
窓の桟・レール・
ブラインドなど)のお掃除方法
外気に触れている窓まわりは汚れやすく、大掃除でしっかりきれいにしたいところ。上から下の基本にのっとって、まずはカーテンレールからお掃除します。
1. カーテンレール
思いのほかホコリが溜まっているカーテンレール。いきなり拭かずにミーレ掃除機のユニバーサルフレキシブルブラシでカーテンレール上のホコリを吸引。「ブラシの角度が細かく調節できるので、高いところでもフィットするのがいいですね。ブラシの毛も案外柔らかいので、ふだんのお掃除から活躍しそう」
2.窓の桟
窓の下部分は、溜まったホコリが水分を吸って手強い汚れになりやすい場所なので、ふだんからこまめにお掃除を。まず窓の桟部分のホコリをミーレホコリ取り用ブラシで吸い取った後、軍手ぞうきんで水拭き+乾拭き。
3.サッシ(レール部分)
ジャストフィットするレールカットスポンジに水を少し含ませてお掃除。「汚れがひどい場合は、石鹸を水で泡立て、泡部分だけをスポンジにつけてからレールをなぞると、驚くほどきれいになります。その場合は石鹸分が残らないよう水拭きもしっかりと」
4.ブラインド
窓や窓枠などのハード面が終わったら、カーテンやブラインドに取り掛かります。ブラインドは、ミーレホコリ取り用ブラシを使用し、ミニマムの吸引力にしてホコリを吸い取った後、軍手ぞうきんを使って指先でなぞるように拭く。「一度折れてしまったら修復不可能ですから、自分の顔をクレンジングするような気持ちで、優しく丁寧なタッチでお掃除しましょう」
5.カーテンのホコリ取り
ミーレ家具用ノズルワイドでカーテンに付着しているホコリも吸引。幅が広く、カーテンを固定しながらラクにお掃除できます。
頻繁にお洗濯しにくいカーテン。掃除機でのホコリ取りは普段のお手入れとしてもおすすめです。
カーテンのお洗濯には、ミーレ洗濯機・洗濯乾燥機の「カーテン」プログラム*の活用がおすすめ。カーテンに付着しているホコリやニオイ、花粉やカビなどの汚れもしっかり落とします。詳しくはこちら。
エアコンのお掃除方法
1.エアコン上部
ホコリが溜まりやすいエアコンの上にも、ミーレユニバーサルブラシ フレキシブルが活躍。ストッキングハンガーでホコリを落としてから、掃除機で吸引する手順もおすすめ。
2.エアコンフィルター
フロントカバーを上げてフィルターを外し、掃除機でホコリを吸い取った後、水洗いを。
3.エアコンのルーバー部
軍手ぞうきんを使ってルーバー部分をお掃除。親指と、そのほかの指でルーバーを挟み、横に滑らせる。「指先で奥の方や細かいところまで拭き掃除できます」
棚のお掃除方法
1. 掃除前の準備・棚の⾼い部分
掃除前に、いったん全てものを出し、不要なものは処分を。手の届かない高い位置には、ミーレユニバーサルブラシ フレキシブルが活躍。
2.棚の狭い部分
便利アイテムのストッキングハンガーを。「細長くしたり、ワイドにしたり、L字形にしたりと、掃除したい場所に合わせて形を自由に変えられます。静電気で細かいホコリもしっかり吸着してくれます」
照明(シーリングライト・
ペンダントシェード)の
お掃除方法
手が届かない天井の照明にもミーレユニバーサルブラシ フレキシブルを活用し、ホコリを吸引。可能であれば照明のカバーを外して、軍手ぞうきんで水拭き+乾拭きも。
通気口や換気扇のお掃除方法
1.通気口・換気扇カバー
ミーレラジエーターブラシを装着し、こびりついたホコリをブラシで落としながら吸引。その後カバーを外して洗う。
2.通気口・換気扇のファン
軍手ぞうきんでファンの細かいところまできれいに。
「通気口や換気扇はふだんのお掃除しにくい場所ですが、屋外に繋がっているため汚れやすく、大掃除でしっかりきれいにしておきたい箇所です。
キッチンの近くなど油汚れが気になる換気扇は、水100mlに重曹小さじ1を溶かした重曹水を軍手ぞうきんに吹き付けてお掃除しましょう。乾くと重曹が白浮きしますから、必ず2〜3回は水拭きしてください。とてもさっぱりしますよ」
家具や家電の隙間のお掃除方法
見落としがちな大きな家具や家電の隙間・下にはホコリが溜まりダニの温床に。ミーレのすきま用ノズル ロングを差し込み、ホコリを吸引。「仕事柄、国内外さまざまなメーカーの掃除機を試してきましたが、このノズルのしなやかさと長さには驚きました。ストッキングハンガーと併用すれば、家中の隙間という隙間をお掃除できそうです」
寝具やソファの隙間の
お掃除方法
ダニやハウスダスト対策のためにも、寝具やソファのお掃除は必須。大掃除の際には、ふだんは行き届かない隙間部分のホコリも吸引を。
1.ソファ・クッション・
インテリアファブリック
ソファはミーレ家具用ノズルワイドを装着して全体に掃除機をかけたあと、座面の隙間にすきま用ノズルを差し込んでホコリを吸い取る。
「クッションも含め、布製品は表面を粘着シートでコロコロしているという人も多いと思いますが、見た目はきれいになっても、粘着成分が表面に残って、かえってホコリなどが付きやすくなってしまうというデメリットが。吸引力の強いミーレ掃除機なら、表面だけでなく内部のダニの死骸なども吸い取って、きれいにしてくれそうですね」
2.寝室(布団・枕)
寝室は枕や布団など布製品がたくさんあり、ハウスダストの温床になりやすい場所。ミーレハンドターボブラシで全体のホコリを吸引したら、すきま用ノズルで天板とマットレスの間のホコリも撃退。
お掃除のプロも認める
ミーレ掃除機
快適な空間づくりの相棒に
強力な吸引力と滑らかな動きを両立
今回の取材では、高橋さんの家事力とアイディアによって、ミーレ掃除機の実力がいかんなく発揮されました。
動きが滑らかで
取り回しのストレスがない。個性的な掃除機
「ふだん、私は、掃除機を使うときは、『本体を手に持って』『床につけたヘッドは押すように』とお伝えしているのですが、ミーレ掃除機に限っては、手に持たず、ヘッドを引くようにお掃除するのが適していると思いました。
本体は堅牢な分重いのですが、それを感じさせないタイヤの滑らかさ、軽やかさが特徴ですね。今回、実際にミーレ掃除機を使ってみたところ、動きも非常に滑らか、軽やかで、取り回しのストレスがありませんでした。吸引力が強いので、ヘッドは押すのではなく引く方が動かしやすかった。とても個性的な掃除機だと感じました」
吸引力と、
豊富なアタッチメントもすごい。
『掃除機の本気』を感じました
360度回転する3点キャスターが、本体の動きを滑らかにし、段差もスムーズに乗り越える。しなやかで強いホースも扱いやすく、キャニスター掃除機を使うことのハードルを下げます。
「立ったまま足でポンと踏めばいいフットスイッチも便利ですね。急な電話や来客などでお掃除の手を止めなくてはならないときに、本体にヘッドをさっと差し込めば自立するというのも画期的。そしてもちろん、吸引力と、家中あらゆる場所にフィットしてくれる豊富なアタッチメントもすごい。家の中の人間とペット以外はすべてきれいにしてやるぞという“掃除機の本気”を感じました(笑)。」
ふだんのお掃除も
適切な手順や道具を意識
ミーレ掃除機を、
快適な空間づくりの相棒に
最後は、ストッキングを丸めたオリジナルのお掃除道具で、ミーレ掃除機本体を拭き上げます。「ミーレ掃除機はいい相棒になりますね」とにっこり笑顔で語ります。
「ふだんのお掃除も、大掃除も、掃除機だけで完結するものではありません。ミーレ掃除機の実力に、適切な手順や道具をプラスして、ぜひ楽しくラクに、快適な空間づくりをしてほしいと思います」
ミーレ掃除機の特徴
ミーレ掃除機の特徴
日常のお掃除にミーレ掃除機を
大掃除の負担も大幅に軽減
ふだんのお掃除でミーレの掃除機とアタッチメントを活用すれば、家中のあらゆる場所がすっきりきれいに。いつもクリーンな空間を保てれば、大掃除の負担が軽くなるかもしれません。日常のお掃除もラクにしてくれる、ミーレ掃除機の特徴をご紹介します。
◆チリひとつないクリーンな排気
ミーレ独自の多層構造フィルターシステムを内蔵し、微細なチリやホコリまで徹底的に集塵しています。
◆三位一体で実現する驚きの吸引力
ゴミをしっかりと集めるノズルはもちろん、心臓部である効率的なモーター、効率的な空気の流れによる三位一体の設計でミーレならではの吸引力を実現しています。
◆豊富なアタッチメント
本コンテンツで紹介したように、豊富なアタッチメントで家中・車中のあらゆる場所をお掃除できます。ホースが強く延長管が長いので、アタッチメントと組み合わせてダニ・ハウスダストを徹底的に取り去ることができます。アタッチメントの一覧はこちらよりご覧ください。
◆20年の使用を想定したサステナブルな設計
ミーレ掃除機は20年の使用を想定した設計*、圧倒的な耐久性を誇ります。長くお使いいただくために、ミーレ掃除機のメンテナンス・ケアサービスも。ミーレ掃除機は、毎日のお掃除から大掃除まで活用できる、頼れるパートナーです。
*Compact C1・C2シリーズ掃除機の開発段階において、製品および主要部品は、各種吸引レベルを通して750時間の使用(年間37.5時間×20年分)による製品テストを実施。詳細はこちら: miele.co.jp/20years
家事研究家
ベアーズ副社長高橋ゆきさん
家事研究家
ベアーズ副社長高橋ゆきさん
家事研究家。家事代行サービスのパイオニアであり、リーディングカンパニーである株式会社ベアーズの取締役副社長。家事代行サービス業界の成長と発展を目指す一般社団法人全国家事代行サービス協会の会長を務める。経営者として、各種ビジネスコンテストの審査員や、ビジネススクールのコメンテーターを務めるほか、家事研究家、日本の暮らし方研究家としても、テレビ・雑誌などで幅広く活躍中。1男1女の母。