
| 主用途 | レジデンス、サービス/レジャー施設 |
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| 設計 | MAP(コンセプト) |
1,512戸から成るウィンザー・アーチは、名称だけでなく外観にも英国の影響を受け、ヨーロッパの古典的邸宅を想起させます。カラーパレットも本格的で、6階建ての基壇部は淡い砂岩で上品に覆われています。スケールも雄大で、線状に構成されたコンプレックスは全長500メートルに及びます。
大理石の床と堂々たる柱が、10棟の住居タワーそれぞれに壮麗なエントランスホールを形づくり、ここから47階建ての各タワーへアクセスできます。
貴重な素材と選び抜かれたディテールが、室内を威厳ある住空間へと仕立てます。イタリア人建築家ヴァレリオ・フェスティが設計した「ゲート・オブ・ハーモニー」がコンプレックスのメインエントランスです。
贅沢なインテリアは、往時のヨーロッパ文化の華やぎを現代へと映し出します。キッチン機器も同様で、Mieleはあらゆるキッチン環境に最適な解決策を用意。多彩な機器カラーや装飾ハンドルのコレクションにより、さまざまなデザイン提案が可能です。
Story
「忘れがたい物語を語っています。」
Studio Festi by Mymoon による〈黄金のエントランス〉
イタリアン・バロックの生き生きとした華やぎに触発され、Studio Festi by Mymoon のアーティスト、ヴァレリオ・フェスティとモニカ・マイモーネは、屋外イベントのための舞台美術を創作してきました。巨大な白鳥や惑星のように輝く熱気球、ダンサーが織りなす、魔法のようなおとぎ話のスペクタクル――彼らの“イベント建築家”としての最初のプロジェクトがマカオのウィンザー・アーチで結実し、その(イベントだけにとどまらない)象徴として、壮大な黄金の門〈ゲート・オブ・ハーモニー〉が生まれました。
〈ゲート・オブ・ハーモニー〉の発想はどのように育ちましたか?
ヴァレリオ・フェスティ
2008年、私たちはマカオで聖火リレーの到着を祝う大規模イベントを手がけました。その際、主催側の呉立勝(Ng Lap Seng)氏と親交を深め、氏が計画していたウィンザー・アーチの建設で門のデザインを任されました。私たちは30以上の案を作成。狙いは、普遍的な象徴を一つの門に統合することです。下部は大地を表し大理石で表現。中央には多くの神話で天地を結ぶ媒介として描かれる“樹”。左右には自然や鳥たち、上部は天と無限を表します。門の寸法は11.56m×23.5m、黄金比に基づいてプロポーションを整えました。
どのような技法を用いましたか?
制作では、イタリアの伝統的職人技と現代技術を融合させました。青銅鋳造、金箔、鍛鉄に加え、アルミのウォータージェット切断や3Dプリントも活用。設計プロセスは非常に密度が高く、部分模型や多様なタイプの個別像を驚くほど多く作りました。私たちにとって重要だったのは、永く残るものを生み出すことです。
〈ゲート・オブ・ハーモニー〉は、時を超える普遍性と調和を体現します。そこに込められた象徴はそれぞれが物語を語ります。
・孔雀:不死、霊的再生、美と高貴。復活を象徴する神話の鳥・不死鳥との組み合わせでも表されます。
・馬:高貴と限りない自由。神秘的なかたちで調和と力を結び、騎手を馬と一体にします。
・壺(花瓶):豊穣と富。人間の魂・内なる生命の象徴。母性――あたたかく保護する場――の意味も。
・仮面:変化、季節。現実と幻想のあいだ。遊戯性や戯れ、そして“もう一人の自分(ドッペルゲンガー)”――自己の別の側面――を示す象徴。
ポートレート写真 Valerio Festi:© Studio Festi by Mymoon
アジア
伝統と革新が交差するアジア各都市から、Mieleが採用された建築を厳選。高層レジデンスや文化複合、海辺・砂漠のヴィラまで、多様な環境で育まれたデザインの文脈をご紹介します。
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シンガポール
リフレクションズ(Reflections)
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日本・東京
虎ノ門ヒルズ(Upper West Side)
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マカオ
ウィンザー・アーチ(Windsor Arch)
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香港
トゥエルブ・ピークス(Twelve Peaks)
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シンガポール
ル・ヌーヴェル・アードモア(Le Nouvel Ardmore)
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アラブ首長国連邦・アブダビ
ヌライ・アイランド・ヴィラズ(Nurai Island Villas)
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アラブ首長国連邦・ドバイ
ヴォランテ(Volante)
















