
| 主用途 | 事務所、店舗(物販・飲食)、カンファレンス、住宅、ホテル、駐車場 |
|---|---|
| 設計 | 株式会社日本設計 |
タワーブロックの大きなボリュームを視覚的に分節するため、建築家は虎ノ門ヒルズに特徴的なシルエットを与えました。斜めにカットされた基壇により、この建物は遠方からも認識できるランドマークとなっています。
地下でも“指標”が設けられており、新しい環状道路へ通じるトンネルが地下を貫通。幹線道路と建築を巧みに統合した構造によって、地上には連続した都市空間と緑地のための余白が確保されています。
3層のグリーンアトリウムは、ショップやレストランのゾーンを質の高いレジャー空間へと高め、一般に開かれたエリアにはアート作品が個性を与えています。
建物の随所に虎ノ門ヒルズのキャラクター「トラのもん」が登場します。トラのもんは、虎ノ門ヒルズがトレンドセッターを目指す東京の革新的な未来を象徴しています。
タワーブロック上部の約3分の1には9フロアにわたるラグジュアリーなアパートメントを配置。残る約3分の2は、オフィス、ショップ&レストラン、フォーラム、ブティックホテルが活気あるミックスを成しています。
トラのもんの展開は2024年12月31日をもって終了しました
Story
人を鼓舞するアート ―――
流れ、舞い、落ちる――虎ノ門ヒルズでは、主にアジアのアーティストによる作品が各所に展示されています。
どの作品も高いダイナミズムを持ち、共通テーマは「動き」。これは「東京のトレンドセッターになる」という虎ノ門ヒルズのマインドを強調しています。
ここでは、アートと暮らしが出会い、新しいアイデアとイノベーションを生み出します。
まず、このタワーはダイナミックに変化する人々のための現代的なインフラを備えている点で高く評価できます。
さらに、建物のコンセプトには「アナログ」な要素も巧みに組み込まれています。
回遊動線やレジャーエリアでは、大規模なアート作品の脇を人々が通り、その体験そのものがインスピレーションになります。
こうして虎ノ門ヒルズは、アート・文化・伝統という一方の極と、未来的なイノベーションとテクノロジーへまっすぐに向かう視線というもう一方の極――この二つの相反するものを巧みに融合させた“現代の日本”を体現しています。

Floating colours(漂う色彩)内海聖史(Satoshi Uchiumi)
幅27メートル、5連作の油彩は、きらめく陽光、揺らめく水面、色づく秋の葉を想起させます。郊外を自転車で長く走った体験に触発され、日本人アーティストの内海聖史は、色の点を組み合わせ、日本の四季を自然に解釈したコンポジションを生み出しています。

Untying Space(空間を解く)Sun K. Kwak
「虎ノ門」は本来「虎の門」を意味し、現在では同名のビジネス街の名称として知られています。歴史的な由来と、かつてここを流れていた川に着想を得て、Sun K. Kwakは黒い粘着テープで流れるような黒線を描きました。建築空間そのものが一体の大きな“動き”となり、現代を形作る人とアイデアの力強い潮流を表現しています。

Universe 29(ユニバース 29)Zhan Wang
重力への実験――高さ10メートルから落として砕けた岩の破片が、この「ミニ宇宙」を構成する要素です。623個の破片それぞれがステンレスで再現され、黒い鋼板に取り付けられています。本来は地面に散らばっていた断片が、垂直面の中で新たな秩序を得て――未知の世界での爆発の瞬間を想起させます。
アジア
伝統と革新が交差するアジア各都市から、Mieleが採用された建築を厳選。高層レジデンスや文化複合、海辺・砂漠のヴィラまで、多様な環境で育まれたデザインの文脈をご紹介します。
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シンガポール
リフレクションズ(Reflections)
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日本・東京
虎ノ門ヒルズ(Upper West Side)
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マカオ
ウィンザー・アーチ(Windsor Arch)
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香港
トゥエルブ・ピークス(Twelve Peaks)
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シンガポール
ル・ヌーヴェル・アードモア(Le Nouvel Ardmore)
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アラブ首長国連邦・アブダビ
ヌライ・アイランド・ヴィラズ(Nurai Island Villas)
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アラブ首長国連邦・ドバイ
ヴォランテ(Volante)
















