谷尻誠さんインタビュー風景
2021.11.30
vol.4 谷尻誠さん 建築家・起業家​

現状に甘んじることなく​「より良いもの」を生み出すために挑戦し続けたい​

既成概念にとらわれず、常に変化し続けることによって成長していく。守りに入ることなく、チャレンジを諦めない。
そんな独特の姿勢から、建築業界の”異端児”として知られる谷尻 誠さん。
自ら設計し2020年に完成したこだわりの自宅には、ミーレのドラム式洗濯乾燥機や食器洗い機、オーブンを導入しています。
ミーレが大切にしているサステナビリティ、パフォーマンス、クラフツマンシップという3つのポイントから浮かび上がる
谷尻さんならでは信念や仕事論とは? そこには豊かな人生のためのヒントがたくさんありました。​

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サステナビリティ

谷尻誠さんのタイトル画像
谷尻誠さんが話している様子

古いは新しい
サステナブルな暮らしのルーツは幼少期に

サステナブルな取り組みは今、地球に生きるすべての人が考えるべきこと。ミーレは、飽きの来ないシンプルなデザインと、買い替えせずに1台を長く使える耐久性にこだわって製品を作ってきました。

そんなミーレを愛用している谷尻さんも、普段からサステナブルな暮らしを心がけているとか。
「家族でよくキャンプに行くんですが、照明がなければ星がきれいに見えるし、水がなくても工夫したり考えたりすることで豊かな体験ができる。『足りないって大事だよね』とよく話しています。僕は五右衛門風呂で汲み取り便所だった家で育ちましたが、昔はそういう古い暮らしの不便が嫌でたまらなかった。でも今はリサイクルゴミをこまめに回収所に持って行き、生ゴミはコンポストに入れて、できた堆肥は屋上でやっている畑にまく。祖母がやっていたようなことを繰り返しているんですね。つくづく『古いは新しい』と思います」

パフォーマンス

社食堂の風景
社食堂とオフィスの風景

心身をケアすることも仕事の一部
「食」から社員の働く環境を整える

20年後*も完璧なパフォーマンスをするために、ミーレが製品の性能試験に費やすのは、最大1万時間*。

常に膨大な案件を同時に進める谷尻さんにとって、余暇を大切にすることが質のいい仕事を長く続けるための秘訣だとか。
「若い頃はがむしゃらに働いていたけれど、今は家族と過ごしたり、体のことをケアしたりするのも仕事の一部だと思うようになりました」


谷尻さんが代表を務めるサポーズデザインオフィス・東京事務所に併設されている「社員+社会の食堂」をコンセプトにした『社食堂』をつくったきっかけも、食生活が乱れがちなスタッフに健康的な食事が摂れる環境を整えたい、と考えたため。大きなアイランドキッチンを中心に、食堂とオフィスは仕切ることなく繋がっており、心地よい空気感が漂っています。

エントランスには、BACH幅允孝氏がセレクトを手がけた本棚や、オリジナルグッズ、独自にセレクトした食品などが並び、お客さまとモノ・コトとの思いがけない“気づき”を生み出す仕掛けも。

クラフツマンシップ

谷尻誠さんがアイデアをノートに書いている様子
谷尻誠さんがアイデアをノートに書いている様子

「最後まで諦めない」という
職人気質を大切に

「Immer besser(常により良いものを)」をブランドプロミスとして、あらゆるディテールを完璧に作り上げるための努力を続けてきたミーレ。究極の信頼性を目指すミーレと同様に、谷尻さんもまた決して諦めず、妥協しないことにこだわってきました。

「図面が出来上がって予算がまとまると現場に入るのですが、設計書どおりに作れば効率がいい。でも現場に入ると、もっとこうしたほうがいいというアイデアが浮かぶものなんです。ただ、『これを言ったらみんなに迷惑をかけるかも』『予算が動いて大変なことになるかな』なんて考えると、嫌なやつになりたくないから諦めてしまう。だけど、自分のための仕事じゃなくて依頼された仕事なんだから、怒られることもプライドもどうでもいいんです。現場で気づいたことを少しでも反映していくほうが依頼者にとっては良い結果となるのなら、決して諦めないことが大切。それが僕なりのクラフツマンシップですね」

ミーレのある暮らし

洗面室に設置されているミーレ洗濯乾燥機
洗面室に設置されているミーレ洗濯乾燥機

谷尻家の洗面室に導入されているミーレ 洗濯乾燥機/撮影:梶原敏英(モダンリビング256号掲載)

ミーレを自宅にも担当した建築にも導入
ビルトインでインテリアとの調和もいい

谷尻さん自身で設計し、2020年に完成したこだわりに自宅には、ミーレのドラム式洗濯乾燥機、食器洗い機、オーブンを導入している谷尻さん。普段の家事分担について聞いてみたところ「我が家で僕は“洗いもの”担当なんですが、家事が大変という気持ちはあまり感じていません。それはミーレの食器洗い機や洗濯機のおかげかも」とのこと。

妻はオーブンも使っていますが、とにかくすべて使い勝手がいいんです。食器洗い機は容量が多いから何でも入るし、洗濯乾燥機はゴミネットがないところも気に入ってるポイント。あれを掃除する作業って、なんだか切なくなりますからね(笑)。

機能もデザインも素晴らしいので、友人や顧客にも自信を持って勧められます。ビルトインなので(洗濯乾燥機はスロットイン)、インテリアにしっくりと馴染むから、担当した建築にも導入することが多いんですよ。これからもずっと、長く付き合い続けたいブランドです。

*詳細はこちら: www.miele.co.jp/20years
谷尻誠さんのプロフィール画像

建築家・起業家
SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd. 代表取締役
谷尻誠さん

建築家・起業家
SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd. 代表取締役
谷尻誠さん

1974年 広島生まれ。2000年建築設計事務所SUPPOSE DESIGN OFFICE設立。2014年より吉田愛と共同主宰。広島・東京の2ヵ所を拠点とし、インテリアから住宅、複合施設まで国内外合わせ多数のプロジェクトを手がける傍ら、穴吹デザイン専門学校特任講師、広島女学院大学客員教授、大阪芸術大学准教授なども勤める。近年「絶景不動産」「21世紀工務店」「tecture」「CAMP.TECTS」「社外取締役」「toha」「DAICHI」をはじめとする多分野で開業、事業と設計をブリッジさせて活動している。
主な著書に『美しいノイズ』(主婦の友社)、『谷尻誠の建築的思考法』(日経アーキテクチュア)、『CHANGE-未来を変える、これからの働き方-』(エクスナレッジ)、『1000%の建築~僕は勘違いしながら生きてきた』(エクスナレッジ)、『談談妄想』(ハースト婦人画報社)。

谷尻誠さんご愛用のミーレ洗濯乾燥機​

製品画像 WTZH 130 WPM​

WTZH 130 WPM​

洗濯・脱水容量8kg/乾燥容量5kg。単独置き・スロットイン可能。 自動洗剤投入TwinDos、CapDosing、豊富な洗濯・乾燥プログラム各22種類、糸くず取りプログラム、アイロンがけを50%軽減「SteamCare」搭載。

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