掃除は溜めずにコツコツと
毎朝の掃除と週1のミーレ掃除機でいつも清潔に
鹿屋市に移住後、家事にまつわるさまざまな変化が起きたという多仁亜さん。朝は、ほうき掃除から始まるのが長年の習慣だそうですが、東京にいたころは時間に追われながら素早く効率的に掃くのが日課でした。時間の流れ方が変わったという移住後はゆっくりと時間をかけて行うようになったのだそう。
「ミーレの掃除機をかけるのは週に1、2回です。ダイニングテーブルを移動して椅子を上げたり、家具の隙間まで掃除する大掛かりなものですが、最近は率先して夫もかけてくれるようになりました」
鹿児島の象徴でもある桜島の影響で、家の中でも火山灰対策は必須。窓のサッシや窓枠に入り込んだときは、アタッチメントの「ユニバーサルブラシ フレキシブル」を使って細かくかき出します。
多仁亜さんが自宅で使っているミーレの掃除機は、今年でなんと15年目。もちろん、現役です。
「部屋中どう動いても安定感をもって付いてきてくれる、ほどよい重さがあるのもいいんですよね。夫はホースや延長管が長いのも使いやすいと気に入っています」
洗濯・掃除道具は一カ所にまとめて
家事分担をしやすい仕組みづくりを
「家事をお母さんだけが抱え込まず、家族みんなが自分ごととして捉える工夫をすることも大事」とは多仁亜さんのお母様の言葉。
多仁亜さんは新居に念願だった「家事室」をつくりました。この空間は、洗濯や掃除にまつわる道具とストックものなどを収納するスペースとして活用しています。ミーレの掃除機も使うとき以外はここにしまい、カウンター下にはミーレの洗濯乾燥機も設置されています。
「あれどこにあるの?」と聞かずとも、家事関係のものが「家事室」にあることがわかっていれば、おのおのが手の空いたときに家事に取りかかれる。そんな家事分担がしやすくなる仕組みづくりにもなっています。
また「洗濯物や掃除道具がある空間はどうしても見た目がごちゃっとしてしまいますが、この扉を閉めてしまえばほかの部屋がすっきりするのもいいですね」と多仁亜さん。
ドイツ式の洗濯はお湯洗いが基本
ミーレ洗濯機で皮脂汚れやにおいまでしっかり落とす
洗濯へのこだわりが強い国として知られるドイツ。お湯洗いをしたり、色や素材別に分けて洗うのも、ドイツでは一般的なことなのだとか。
「祖母や母がコンロの前に立ち、魔女のように寸胴鍋をゆっくりかき混ぜながら(笑)、汚れたものを煮沸していた姿をよく覚えていますね」と多仁亜さん。
そんな環境で育ったこともあり、洗濯機には洗浄力や消臭の観点からも「お湯でしっかりと洗える機能」を求めていました。
ドイツ式のお洗濯を実現するミーレの洗濯乾燥機は、多仁亜さんにとって必需品。約1時間以内で洗い上げる『クイックパワー』プログラムを、40℃の温度設定にして使うことが多いといいます。
「シャツやスカーフなど首まわりの皮脂汚れがつきやすいものでも、温水ですっきりと落ちます。ふきんなどしっかりと消毒したいものは90℃の高温に設定できる『コットン』プログラムを使っています」
ふだんは白物・色物を分けて洗い、素材に合わせた洗浄プログラムを選んで洗濯しているそう。最近使ったのは『撥水』プログラム。「夫が雨の日に使うウィンドブレイカーに撥水加工を施しました。とてもいい仕上がりで夫も気に入っていましたよ」
素材に応じた多彩なプログラムを搭載しているのも、ドイツで生まれたミーレならではの特徴です。
ミーレの洗濯乾燥機を設置している家事室には、多仁亜さんならではの工夫がそこかしこに。
カウンター上には3種類の洗濯カゴが置いてあり、それぞれアイロンがけをするもの、ふだんの洗濯物、ウールやダウンなど別洗いをしたい素材のものに分類。スタンド式のアイロン代も家事室内に収納しており、立ったままアイロンがけをすることができます。
カウンター上のハンガーポールには、アイロン後の衣類を吊るしたり、部屋干しスペースとして使用できるほか、洗濯前に濡れたふきんなどを一時的に干す場所としても活用。
干して、畳んで、アイロンをかける。洗濯にまつわる一連のフローがひとつの空間で完結し、効率化できるのも家事ルームのメリットです。
素材の味を存分に堪能したいから
オーブン料理で手軽にシンプルに
鹿屋へ移住後、料理への考え方も変化しているという多仁亜さん。
「以前は、つくりたい料理に合わせて食材を買いに行っていましたが、今通っている地元の直売所には、この土地で収穫した旬のものだけが並んでいます。まず食材ありきでそこから何をつくるか考えるようになり、料理の楽しみが広がりました」
そこで活躍しているのがミーレのオーブンです。
「年齢とともにシンプルな料理を好むようになったこともあり、地元野菜のおいしさがより感じられるグリルにする頻度が圧倒的に増えましたね」
この日は鹿児島・大隈半島の特産物である新じゃがいもと、新玉ねぎ、にんじん、ブロッコリーに、地元の牧場で買ったサルシッチャをミーレのオーブンで調理。食材を切ったら、味付けはオリーブオイルと地元の塩のみと調理方法も至ってシンプルです。新じゃがいもには庭で採れた ローズマリーも添えて、180℃の熱風加熱プラスで20-30分焼き上げました。
「オーブンで加熱すると水分が飛び、味が凝縮してぎゅっと濃くなり、それだけで十分な一品になりますよ」
手軽なのに、ごちそう感もあるのがうれしいオーブン料理。
「オーブンというと少し構えてしまう人もいるかもしれませんが、どんな素材も簡単においしくなるので忙しい現代人こそもっと活用してほしい」と多仁亜さん。日常的に使いこなすために、同じオーブン料理を3回連続でつくってみるのもおすすめとのこと。
「期間をあけずに3回つくると、オーブンの使い勝手やちょうどいい焼き加減などいろいろなことがわかってきて道具やレシピが自分のものになります。レシピって、公式のようなものだと思うんですよね。1つの公式が理解できれば、そこからいくらでも応用が利きます。オーブンの温度もあまり難しく考えず、基本は180℃で、焦げ目もつかないくらい優しく焼きたいなら160 ℃ 、強く焼きたいなら200 ℃程度と、ガスの弱火、中火、強火ぐらいの感覚で捉えると、もっと身近に感じられると思います」
食後の片付けはミーレ食器洗い機におまかせ
手洗いよりも衛生的
ドイツでは、食器洗い機は各家庭の必須家電。ひとり暮らしでも使っている人が多いそう。
「衣類を洗濯機で洗うように、食器は食器洗い機で洗う、という考えが根付いています。祖父母も使っていました。高齢になると視力が低下して汚れが見えにくいなど衛生面で不安がありますが、その点でも食器洗い機を使うと安心。わが家では、ミーレ食器洗い機は1日1回、夕食後に『エネルギーセーブ』*プログラムで3時間ほどかけて洗っています。音も静かなので、ゆっくりくつろいでいるときに稼働していてもまったく気になりませんね」
*現在の機種では『ECO』プログラムに相当します。
ミーレの食器洗い機は、ご自宅と同じ敷地内のアトリエで開催している、多仁亜さん主催の料理教室でも活躍中。
「どれだけ人数が多くても全員分の器やグラス、カトラリーを大体1回でまとめて洗える容量の大きさもいいですね。食器類だけでなく、換気扇のパーツも一緒に洗って、毎回キッチン周りをすっきりと掃除しています。私は、掃除は溜めずにコツコツと片付けることこそが重要なことだと思っていますが、その意味でもミーレの食器洗い機が役立っています」
ミーレは親子3代で愛用
長く使い続けられるもの選びを
ドイツの祖父母宅に暮らしていた経験もある多仁亜さん。ドイツの家にはミーレの食器洗い機や洗濯機、掃除機がありました。
「長く使えて高品質のものを好むドイツ人の家庭では、暮らしのなかに当たり前にミーレの家電がある家も多いです。親の代からキッチンごと譲り受けたという話も聞きますし、私のように祖母の代からずっとミーレを使っているという人は珍しくないと思いますよ」
「長く使い続けられる」というのは、多仁亜さんにとって重要なもの選びのポイント。家を見渡しても、義理の父から受け継いだというまな板や、1歳からそばにいるぬいぐるみ、知人から譲り受けたアンティークの家具など、愛着を持って長くつきあってきたものばかりです。
多仁亜さんが約30年前に購入したという、ミーレの(今は販売していない)コード付きタイプのスティック型掃除機は、なんと現在も実家で稼働中。
「母は、吸引のパワーが強くこんなに扱いやすいものはないからと、この掃除機じゃないといやだと言っています(笑)。一度だけ修理しましたが、今も問題なく使っています。ずっと使い続けたいので、修理対応がしっかりしていることもミーレを選んだ理由です」
ミーレは複雑すぎず、合理的に使える家電。自分の思い描いたように料理できたり、洗濯の仕上がりに満足感があったり、15年30年経っても高い機能性を保っていたりと、「長く使うほどに手放せなくなる頼れる存在」、と多仁亜さんはいいます。
「これからもメンテナンスをしながら、ずっと使い続けます」
料理研究家門倉多仁亜さん
日本人の父とドイツ人の母の2つのルーツをもち、日本、ドイツ、アメリカで育つ。国際基督教大学を卒業後、証券会社に勤務。結婚後、ロンドンのコルドンブルーのグランディプロムを取得し、長年東京の自宅で料理教室を主催。現在は夫の出身である鹿児島県鹿屋市に在住。雑誌や書籍で料理やドイツのライフスタイルなどを発信。
多仁亜さん愛用のミーレ製品
WT1洗濯乾燥機 WTR860 WPM
洗濯・脱水容量8kg/乾燥容量5kg。
衣類の素材に合わせた豊富な洗濯・乾燥プログラムを搭載。タッチパネル式操作「Mタッチ」や洗剤自動投入、アイロン掛けを50%軽減する「プレアイロニング」など高性能な機能を搭載するプレミアムモデル。Mieleアプリ連動で、スマホやタブレットからの操作が可能。
ビルトイン食器洗い機G 7714 C SCi
ドア面材をお客様にご用意いただくドア材取付専用タイプ。洗剤自動投入機能搭載。便利な箸ホルダー付きのカトラリートレイや使いやすさを追求した「MaxiComfort C」バスケット、庫内を明るく照らす「BrilliantLight」機能を搭載。Mieleアプリも連携可能。
*門倉多仁亜さんご使用のモデルは製造終了につき、上記は後継機種となります。
ビルトインオーブンH 7460 BP
余熱焼けを防ぐ「TasteControl」や的確なタイミングでスチームを噴射し、中はふんわり、外はカリっと焼き上げる「モイスチャープラス」といった料理の仕上がりが向上する機能やお手入れを楽にする熱洗浄、便利なLED照明など革新的で頼もしい機能を多数搭載しています。Mieleアプリで遠隔操作も可能です。
*門倉多仁亜さんご使用のモデルは製造終了につき、上記は後継機種となります。
コンビスチームオーブンDGC 7840 (クリーンスチール)
スチームで食材を包み込んで調理するスチーム機能と、オーブン機能を搭載。2つを同時に使用するコンビモードも使用できます。 スマートフォンのように操作できる「Mタッチ」操作パネル、LED庫内照明、塊肉などの中心温度を正確に測定する「フードプローブ」などの革新機能を備え、シームレスな使い心地を実現。Mieleアプリで遠隔操作も可能です。
*門倉多仁亜さんご使用のモデルは製造終了につき、上記は後継機種となります。
IHクッキングヒーターKM 7201 FR
エレガントなセラミックガラスとステンレスフレームに、4口の円形調理ゾーンを備えたベーシックなデザイン。大量の液体や食品を短時間で加熱する「TwinBooster」機能搭載。
*門倉多仁亜さんご使用のモデルは製造終了につき、上記は後継機種となります。