部屋干しのニオイ(生乾き臭)を防ぐ洗濯のコツ
2025.06.04

部屋干しのニオイを防ぐには?
ミーレドラム式洗濯機を活用した、洗濯と干し方のコツ

洗濯物を部屋干しするとイヤなニオイが気になる…そんな経験はありませんか?その原因から、生乾き臭を抑える洗濯と乾かし方・干し方のコツを工程に沿ってご紹介します。
また生乾き臭が発生しにくくなる、ミーレドラム式洗濯機の使い方と純正洗剤の使い方も、ぜひ参考にしてください。

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部屋干しのイヤなニオイ(生乾き臭)の原因

雨の日や梅雨時期、洗濯物を部屋干しした時に気になるのが生乾き臭。あのイヤなニオイは、モラクセラ菌などの雑菌が原因といわれています。モラクセラ菌は、衣類に残った皮脂汚れや洗剤をエサにして繁殖。また、湿気や水分を栄養に増殖することも。生乾き臭を防止するためには、以下のポイントをおさえることが大切です。

生乾き臭を抑える3つのポイント

  • 洗濯時に汚れをしっかり落とし、洗剤を残さない
  • なるべく早く乾かす
  • 雑菌の温床になるような環境をつくらない

部屋干しのニオイを防ぐ洗濯と干し方のコツを、手順に沿ってご紹介します。

洗濯前の準備

洗濯前の対策で重要なのは、菌が繁殖しやすい環境を作らないことと、洗濯前に汚れを落としやすくしておくこと。すぐに取り入れられる、3つの準備を覚えておきましょう。

洗濯槽は定期的にお手入れする

汚れやカビ、洗剤の残留物などにより菌が繁殖しやすい洗濯槽は、モラクセラ菌の温床。洗濯槽が汚れている状態で洗濯しても、衣類に菌が付着して台無しになってしまいます。クリーンな洗濯環境を保つために、定期的にお手入れするようにしましょう。

ミーレのドラム式洗濯機は、専用のクリーナー*を使用した、年に1〜3回のお手入れをおすすめしています。
詳細はこちらから「お手入れ方法」をご参照ください。

*ミーレ純正の洗濯槽洗浄剤(インテンスクリーン)と、カルキ除去剤(ディスケーラー)の使用を推奨しています。

脱いだ服は洗濯カゴへ

脱いだ服や使ったタオルを、洗濯槽にためるのはNG。通気性が悪く雑菌の温床でもある洗濯槽に入れると、あっという間に雑菌が増殖してしまいます。
洗濯するまでは通気性の良い洗濯カゴに入れ、なるべく早めに洗濯するようにしましょう。

頑固な汚れは前処理を

衣類に汚れが残っていると、生乾き臭の原因になることも。
襟元の汚れやシミなど、洗濯だけでは落ちにくい頑固な汚れは、前処理で浮かせておきましょう。洗濯の仕上がりに差が出るほか、部分ケアをすることで衣類のダメージを防ぎます。

ミーレドラム式洗濯機を活用した
洗濯のコツ

洗濯時に意識したいのは、生乾き臭の原因になる汚れと洗剤を衣類に残さないこと。
ミーレのドラム式洗濯機なら、特別なテクニックは不要。
25種類*もの素材別プログラムから最適なものを選んだら、あとは洗濯機におまかせ。衣類をケアしながら汚れをしっかり落とし、洗剤の「すすぎ残し」も防ぎます。

*機種により搭載プログラム数は異なります。

汚れ落ちと衣類ケアを両立するために
ミーレは分け洗いを推奨

「汚れはしっかり落としたいけれど、衣類は傷めたくない」と思うことはありませんか?2つを考慮するためには、それぞれの素材に適した洗剤を使い、洗い方を変える方がベター。
異なる素材や白物・色物を洗濯する場合は、洗濯前に衣類を分類しておきましょう。

ミーレなら素材別プログラムを選ぶだけ
プロの技を機器が代行

分け洗いをする場合は、それぞれの素材に最適なプログラムを選択。ミーレのドラム式洗濯機には、25種類*もの素材別プログラムが搭載されています。普段着やタオルなどはもちろん、シルクやウール、GORE-TEX®などのアウトドアウェアにも対応。素材をケアしながら、最適な温度・時間・水量・洗剤量に自動調節し最上の洗い上がりを叶えます。

*機種により搭載プログラム数は異なります。
最大90℃のプログラムによるお湯洗いで生地の奥に潜むニオイまで徹底除去

部屋干し臭を引き起こす皮脂や汗などのタンパク質汚れは、 40℃以上の温水で分解されやすいといわれています。ミーレのドラム式洗濯機に搭載されているプログラムは、汚れや素材に応じて、水から90℃までの最適な水温に設定されています。特に生乾き臭が気になるタオルは、最大90℃の設定ができる「コットン(衛生)プログラム」がおすすめ。生地の奥に潜むニオイまでアプローチします。
洗剤の洗浄力に加え、お湯洗いで汚れが格段に落ちやすくなるのも、ミーレならではの特徴です。

洗剤を適量・適切なタイミングで
自動投入するからすすぎ残しなし

衣類をケアしながら汚れを落とすためには、素材に合う洗剤選びが大切です。また水量に対して洗剤が多すぎると、すすぎきれずに衣類に残ってしまい、生乾き臭や衣類の劣化を招く原因に。最適な量を使うことも、重要なポイントのひとつです。

ミーレのドラム式洗濯機は、洗剤自動投入システム「TwinDos」を搭載*。また専用の洗濯洗剤も開発しています。庫内の衣類量を自動検知し、汚れ度合いや色物、白物かに合わせて、油や泥などをしっかり取り除く
UltraPhase 1」、ハードな汚れを落とす漂白剤入り「UltraPhase 2」という2種類の洗剤をブレンドし、適切なタイミングで適量を投入。だから、洗剤のすすぎ残りも防ぐことができるのです。

UltraPhaseのほか、ミーレでは衣類やニーズに合わせた専用洗剤もご用意しています。


*一部機種のみ対応しています

ミーレ洗濯用洗剤ラインナップ

ウルトラホワイトパウダー

衣類の光沢を保護しながら、白さをさらに際立たせる、白物または淡色の衣類用の粉末洗剤。

ウルトラカラーリキッド

色物用洗剤。低温でも効果的にシミを落とし、鮮やかな色を保護。

UltraPhase 1UltraPhase 2

洗剤自動投入システム「TwinDos」搭載機種専用洗剤。白物・色物に合わせた最適な配合で、最適なタイミングに自動投入します。

ウールケア

ウールやカシミア、シルクなど、手洗い可能なデリケートな衣類におすすめの液体洗剤。

ミーレ洗濯用洗剤一覧

生乾き臭を防ぐ、干し方のコツ

モラクセラ菌は水分をエサに、時間とともに増殖。部屋干しのニオイが発生する前に、「早く乾かす」ことがポイントです。

部屋干しのメリット

部屋干し=雨の日、という認識を持っている方も多いかもしれませんが、実は部屋干しのメリットはたくさんあります。天気や時間を気にせず洗濯ができたり、外部の人に洗濯物を見られないことで防犯対策にも。
また紫外線による色褪せや生地の傷みを防ぎ、外気の汚れや花粉が付着しないなど、衣類ダメージを防げる点でも部屋干しはおすすめです。

理想的な部屋干し環境のつくり方

早く乾かすための環境づくりの条件は、湿度(40%以内)・温度(快適に感じる温度)・適度な風の3要素。そこで活用したいのが除湿機とサーキュレーターです。エアコンで温度を調節したら、除湿機で空気中の水分を除き、乾きにくい洗濯物の下(裾)をかすめるようにサーキュレーター(扇風機)で風を当てると、乾燥時間を一気に短縮できます。
湿度を下げやすい狭い部屋で、高い位置に干すのもポイントです。

早く乾かす干し方のコツ

効率的に乾かすためには、風通しを良くする干し方を意識しましょう。

まず、洗濯物同士が密着しないよう、適度な間隔を開けて干します。室内物干しや角形ハンガーなどを使う場合は、両端はタオルなどの長いもの、中央に向かって短いものを吊るすアーチ型の干し方がおすすめ。空気が通りやすくなり、乾燥時間を短縮できます。

厚手の服は干し方の工夫を

フード付きパーカーやデニムなどの厚手乾きにくい服は、空気に触れる表面積を増やすよう、干し方を変えましょう。

パーカー

2本のハンガーを十字型に組み合わせて干します。乾きにくいフードの中と首周りの風通しが良くなり、パーカー全体を効率良く乾かすことができます。

デニム

2本のハンガーを使うか角形ハンガーなどを活用して、腰周りを広げて筒状になるように干します。こうすると、空気に触れる面積が増えて乾きやすくなります。

ニット

水分の重みによる伸びや型崩れを招くため、平干しが理想。ニットの下にバスタオルを敷くと、より乾きやすくなります。平干しできるグッズがない場合は、ハンガーを2本使って水平に干しましょう。

ミーレドラム式衣類乾燥機の活用法

「より早く乾燥させたい」「乾燥後の風合いにこだわりたい」という場合は洗濯乾燥機や衣類乾燥機が頼りになります。
動かしながら衣類の中に風を通すので、より早く乾燥させるだけでなく、シワやゴワゴワ感を軽減する効果も。ミーレのドラム式衣類乾燥機なら、素材や衣類に合わせた乾燥プログラムで最適な乾燥仕上がりに。

洗濯乾燥機なら
一貫したランドリーケアが可能

ミーレのドラム式洗濯乾燥機は、洗濯機と同じく、コットンやウールといった素材別プログラムを多数搭載。洗濯から乾燥まで、ワンアクションで一貫したランドリーケアが叶います。
洗濯物の出し入れをせず、干す手間も省けるので、家事ストレスの軽減にもつながります。

衣類乾燥機で乾燥レベルを細やかに調節
乾燥不足と過乾燥を防ぐ

より細やかな乾燥機能を求める人には、ミーレの衣類乾燥機がおすすめ。電気で稼働するヒートポンプ式で、低温乾燥のため衣類に優しく、デリケートな素材も自宅で乾燥できます。ミネラルセンサーで残留水分を検知し、衣類量などに応じて最適な乾燥時間・温度に調節する機能( 「Perfect Dry」)も搭載。洗濯物の乾燥不足や、衣類ダメージを招く過乾燥を防いで、クリーニングのようなふんわりとした仕上がりに。

短時間の使用でもふんわり
衣類乾燥機と部屋干しの併用も

衣類乾燥機(および洗濯乾燥機の乾燥機能)と部屋干しを併用する使い方も。
短時間での乾燥機使用でも意外と効果的です。洗濯後に乾燥を適度に追加すると、ドラムの回転と温風により衣類がほどけて繊維が整い、水分量が減ってより短い時間で乾くようになり、ゴワゴワ感の予防にもなります。シャツなどのシワが気になる衣類は、適度に乾燥機にかけ湿り気が残った状態で干すと、洗濯によるシワが軽減されアイロンの手間の軽減に。

今回ご紹介した洗濯と干し方のコツは、部屋干しに限らず、衣類をいたわりながら洗い、効率的に乾かす洗濯術としてあらゆるシーンで活用することができます。ぜひ明日から取り入れて、快適な洗濯ライフを送ってください。

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