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自然を体感することを提案
体験に価値を見出すこれからの時代へ向けた「能動的ラグジュアリー」
千葉県の外房に位置するいすみ市は、都心から車で約1時間半でありながら、里山や里海に恵まれた自然豊かな土地。そんないすみ市にゆったりと流れる夷隅川のほとりに、〈DAICHI ISUMI〉が誕生しました。自然環境を生かしたネイチャーデベロップ事業を行う「DAICHI」の新事業である会員制貸別荘のサービスの第一弾。建築家・起業家の谷尻 誠さん、造園家・グリーンディレクターの齊藤 太一さん、プロジェクトマネージャーの馬屋原 竜さんといったメンバーたちが、土地が持つ魅力を建築で表現し、体験に価値を見出すこれからの時代へ向けた「能動的ラグジュアリー」を提案しています。
自然を身近に感じられる「キャンプ以上、別荘未満」の施設
実は「DAICHI」のメンバーは、時間ができるとキャンプへ出かけるというアウトドア派。便利になりすぎている世の中で、あえて不便な環境に身を置くことで自然の魅力が改めて感じられる。そして工夫することで自身のクリエイティビティが喚起される。そんなキャンプの魅力を知っているからこそ、「キャンプは道具の準備や設営・撤収に対するハードルが高いし、水回りの快適性が不安。とはいえグランピングとなるとホテル並みのサービスで物足りない」というもどかしさを感じていたのだとか。
そこで、雨風をしのぐ屋根と壁があって、人が集まれて、自然を身近に感じられるという「キャンプ以上、別荘未満」の施設を作りあげたのです。
時にはプライベートサウナで心身を整える
“キャンプと別荘の間”を実現するために、グランピングにはない原始的な体験と、別荘や高級ホテル以上のハイグレードな空間を提供しているのが〈DAICHI ISUMI〉の特徴。リビングダイニングスペースは大きな開口部によって屋外のテラスやプールと繋がり、屋内外の境目を感じさせません。だから目前に臨む野生的な木々や川の風景までもが、まるでリビングの一部であるかのよう。エアコンはなく、夏は窓を開けて川から抜ける風で涼を取り、冬は暖炉に薪をくべて暖まる。テレビやオーディオ機器もなく、聴こえてくるのは木々の葉擦れの音、虫や鳥の鳴き声、川で魚が飛び跳ねる音。ときにはプライベートサウナで心身を整えることも能動的な楽しみの一つです。
別荘以上のハイグレードな空間のために選んだMiele
この理想的な空間には、家具や家電の一つ一つも妥協できない要素となります。自らの暮らしや体験を生かして設計に取り組む谷尻さんが選んだのは、自宅でも愛用しているMieleの洗濯乾燥機やオーブン、食器洗い機でした。
ホテルではないから、ランドリーサービスはありません。だけど利用者が自分でMieleの洗濯機を使えば、衣類の素材や色に合わせた最上のランドリーケアが叶います。「Miele製品は自宅で愛用していることもあって、機能とデザインを信頼しているので、担当する建築に導入することも多いんです。特に洗濯乾燥機はゴミネットがないところも気に入ってるポイントなんです。アレを掃除する作業って、なんだか切なくなりますからね(笑)」と谷尻さん。
また、普段はバタバタと慌ただしい日々を送っていても、ここではじっくりと料理に向き合う時間も楽しみたいところ。東京都渋谷区にある予約制レストラン〈HITOTEMA〉を主宰する谷尻直子さん監修のシーフードパエリアといった手軽なミールキットを頼むもよし。地元の野菜や魚を買ってきてMieleのオーブンで焼けば、手軽にとびきりのご馳走が完成します。
ナチュラルワインやクラフトビール(予約制)と一緒にゆっくりと食事を楽しむのは、なににもかえ難い幸せなひとときです。
快適さを叶えるのは機能性とデザインの両立
「この空間にそぐわないものは置かないようにしているんです。例えば業務用害虫駆除器は外で過ごすときの必須アイテムですが、見た目が美しくないので籐でカバーを作りました。サウナストーブや暖炉も、デザインと価格のバランスがいいものをオリジナルでデザイン。私たちは、”ないものを作る”がモットーですから」と馬屋原さん(採用されているインテリアアイテムの一部は、オンラインショップで購入することも可能)。
キッチンに設置されたオーブンや食器洗い機は、ビルトインでインテリアにしっくり馴染んでいるため、空間の非日常感を損いません。
食事の後は、食器やグラスをMieleの食器洗い機に入れるだけでピカピカの仕上がりに。余暇を過ごすときに避けたい面倒な家事からも解放されるのです。
豊かな自然と、使い勝手と美しいデザインを兼ね備えた家電や家具による極上の空間がここにはあります。身一つでやってきて、この土地ならではの景色や味を能動的に楽しみ、ひたすらのんびりと過ごして本質的に空間や場を楽しむ。これこそが、〈DAICHI ISUMI〉の提案するラグジュアリーな体験なのです。