オーナー/建物情報
使用製品 | 洗濯機 W 5820 WPS(販売終了モデル) |
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建物 | マンション9F / リノベーション |
築年数 | 約35年 |
間取り | 1LDK |
居住者 | 一人暮らし |
設計事務所 | 設計事務所ima |
デザイナー | 柳原照弘 |
ミーレドラム式洗濯機を選んだ理由
惹かれたのは
部品まで自社で造るこだわり
ミーレを初めて知ったのは、90年代に訪れたドイツの家電見本市。色や形のデザインで主張しているメーカーがたくさん並ぶなかで、ミーレは機能や品質で語っているという印象がありました。一見地味だけど、部品まで自社で製造するほどのこだわりに惹かれたし、使い込むことで深く好きになれそうだなと。
その後、仕事で関わったこともあって、詳細を知るほどに好感度は増すばかり。タイムレスな外装も好みだし「いつかきっと我が家に……」と願っていました。それで2年前にキッチンなどの水回りをリノベーションしたとき、ミーレの洗濯機を置くことを前提に、図面を引いてもらったんです。
購入からキッチンに設置するまでの手順
事前の下見で設置できるか確認
リノベ時の導入でスムーズに
洗濯機を購入する時は、ミーレのショールームに見に行って、そのあと自宅のマンションに下見にきてもらいました。国内家電とは電圧や給・排水管の仕組みが異なるので、まずは設置できるかの確認が必要です。
我が家の場合は、床下の補強が必要ということがわかりました。
リノベーションの工事前に、設置条件を施工会社に伝え、ほかの工事と合わせて作業してもらったので、導入まではスムーズでしたね。
キッチンのリノベーションポイント
ミーレ洗濯機に合わせて棚を制作
見た目も使い勝手も大満足
排水の関係で洗濯機を置く場所は決まっていましたが、限りあるスペースを有効活用すべく、上に食器などを収納する棚を設置することに。とはいえ造作棚は予算オーバーだったので、デンマークのレストランの厨房で見た作業台をヒントに、工業用のスチールラックをアレンジしています。ミーレの洗濯機ありきで棚のサイズや位置を算出したので、ぴったり収まりました。
棚はあえて扉をつけず全てオープンに。どこに何があるかわかるし、器や調理用具もすぐに取り出せます。
(洗濯機の右側にある)給・排水管部分だけはカバーするため扉をつけて、見た目もすっきりと。隙間収納スペースとして、洗剤やお酒などをストックしています。
水回りのリノベーションコンセプト
キッチンとバスルームを合わせて
“水の部屋”にリノベーション
自宅は2回リノベーションをしていますが、1回目は全体を柳原照弘さんに、2回目はキッチンを中心とした水回りを設計事務所imaさんにお願いしました。築年数30年以上のマンションなので、元は昭和感のある古いシステムキッチンでした。
imaの小林恭さんが「ここは(キッチンとバスルームを合わせて)水の部屋にしましょう」と言ってくれたのが決め手で、隣の浴室との壁を大きく抜くことに。ひとつの空間にし、タイル張りにして統一感を出しています。
水回りは部屋の北側にあり、小窓しかなかったこともあって、暗かったんです。それを全体的に白いタイル貼りにして、壁を抜いて光を入れ、風を通したら、開放的で気持ちのいい場所になりました。
ただし、白いタイルって単調で、病院のような冷たい印象になりがち。それでマットな質感のものを選び、垂直面と平行面でサイズを違えて、リズム感を出したのがポイントです。
ミーレドラム式洗濯機による暮らしの変化
高温洗いでリネンもすっきり
分け洗いで洗濯が楽しい時間に
ミーレの洗濯機に変えてから、洗濯にかける時間は増えました。というのも洋服や素材に合わせて水温や洗い方を変えられる機能があるので、日常的なものは手早く洗えるエクスプレスで、デリケートなものはウールやシルクモードで、というふうに分けて洗うようになったから。シーツやマットなど、リネン類は高温で洗える「コットン90℃」プログラムを使っています。
ミーレの洗濯機は約100kgと重量がありますが、堅牢性と安定感は抜群。以前使っていた洗濯機は、使っている間の振動で、洗濯機自身が移動してしまうこともありましたが(笑)、ミーレは驚くほど静かなんです。シーツなどの大物を洗っているときですら、上の食器がガタガタ揺れる心配もありません。
以前は、家庭用の洗濯機だと、あまり汚れは落ちないと思っていたんです。だから漂白剤もよく使ってたし、ほとんどクリーニングまかせ。だけど今は干した瞬間に「あ、きれいになってる」ってわかるのが気持ちいい。嬉しいあまり、洗濯機の前に座って眺めていたこともあります(笑)。もうクリーニングに出すものは、ロングコートくらいですね。