Mieleオーブンの手軽&便利な使いこなし方が学べる「Mieleクッキングレッスン」レポート
2024.06.20

Mieleオーブンの手軽&便利な使いこなし方が学べる「Mieleクッキングレッスン」レポート

Mieleオーブンやオーブン料理の魅力を多くの方々に知っていただくため、月に数回、直営店のMiele Experience Centerで開催されている「クッキングレッスン」。Mieleオーブンに精通したカリナリー・エキスパートが、参加者と交流しながら実演形式でMieleオーブンの上手な活用法から便利な機能、ちょっとした裏技まで紹介する大人気レッスンをライターの村上早苗さんがレポートします。

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高い機能性と使いやすさ、大容量、スタイリッシュなデザインなどに惹かれ、愛用者が増えているMieleのオーブン。とはいえ、日本人にとってオーブン料理はなじみが薄いせいか、「イマイチ活用できていない」という声も耳にします。
この日レッスンに参加したのは、愛用歴3年以上の方から購入を検討中の方までさまざまですが、愛用者の中には、「電子レンジはフル活用しているけれど、オーブンを使うのは月1回程度」(電子レンジ機能付オーブン購入者)という方や「クッキーやケーキを焼くくらい」という方も。かくいう私、ライター村上もそのひとり。以前住んでいた賃貸マンションにMieleのオーブンが備え付けられていたものの、「オーブン=お肉を丸ごと焼いたり、パンやケーキづくりのためのもの」と思い込んでいたからか、ほとんど使ったことがなく……。

クッキングレッスンの様子

「オーブンは、焼くのはもちろん、蒸したり、煮たりも得意なんですよ。それに、セットさえしてしまえば、後はオーブンにおまかせで、おいしく仕上げてくれます。コンロでの調理のようにつきっきりで火加減を見る必要はなく、その間別のことに時間を使えるので、ぜひ活用いただきたいですね」と、カリナリー・エキスパートの宮本さん。

イエンツ・コイネケさんプロフィール写真

クッキングレッスン担当者 : 宮本郁子
Mieleカリナリー・エキスパート

クッキングレッスン担当者 : 宮本郁子
Mieleカリナリー・エキスパート

Miele調理機器のあらゆる機能と調理方法を熟知し、製品トレーニングやレシピ開発、お客様へのコンサルテーション、クッキングレッスンなどを担当。Miele Experience Centerで定期開催されるレッスンは、「楽しく、わかりやすく、ためになる!」と、告知してすぐに予約が埋まるほど大人気。

いわばタイムパフォーマンスに優れたオーブンは、忙しい人にとって救世主ということ。しかも、ラクして、おいしい料理ができるとあれば、活用しない手はありません!

今回のメニューは、ホームパーティーにもぴったりな「低温調理サーモン」「グラタンフィノワ」「ブレッドサラダ」「ウィークエンドシトロン」の4品。

メインディッシュの「低温調理サーモン」は、刺身用サーモンのサクを使用。食べやすい大きさにカットしてから、 “熱風加熱プラス”モードで60℃にセットした庫内に入れ、2時間加熱します。

「60℃の低温でじっくり加熱調理するので、 魚焼きグリルやフライパンなどで焼くのとは違い、焦げついたり、身が縮まったりすることなく、ふっくらと仕上がるんですよ。何より、中はレアに近い状態なので、サーモンの甘みや旨味がしっかり感じられると思います」(宮本さん)

オーブンから取り出したサーモン

その言葉通り、2時間後にオーブンから取り出したサーモンを目にした参加者たちからは、「ふっくらしている!」「色がきれい!」といった感嘆の声が上がりました。「オーブンの扉を開けても、低温だからそれほど熱風が出ませんね。低温調理は暑い日にぴったりかも」という意見も飛び出しましたが、確かにこれからの季節、コンロの前で長時間料理するのはしんどいもの。オーブンを上手に活用すれば、そんな悩みも解消できそうです。

オーブンから取り出したグラタンフィノワ

「グラタンフィノワ」は、いわゆるポテトグラタン。バターを塗った耐熱皿に薄くスライスしたジャガイモを重ね入れ、生クリーム・塩・コショウ・ナツメグを注ぎ、チーズをトッピング。後は、“熱風加熱プラス”190℃にセットしたオーブンで約50分加熱するだけ。

ポテトグラタンをよく作るという参加者は、この手順を聞き、「オーブンだけでOKだなんて!」と。
「ジャガイモに火がしっかり通るようにと、いつも電子レンジで加熱した後に、オーブンに入れていました。でも、そんな手間をかけなくても、オーブンに50分入れておけばいいんですね。次は、この方法を試してみます」

「お使いのMieleオーブンの自動プログラムに『ポテトグラタン』というメニューがある場合は、それを利用するのも良いですよ。電子レンジ機能付オーブンをお使いの方ですと、オーブンとレンジの組合せモードを使えば50分よりも短い時間で仕上がります 」(宮本さん)
何を隠そう、私も、ポテトグラタンをつくる際は、レンジでジャガイモを加熱してからチーズに焦げ目をつけるためだけにオーブンを使用していた派。調理機器の使い方を正しく知ることは、料理の手間を省き、おいしく仕上げるための秘訣なのだと、再認識しました。

自家製クルトン

「低温調理サーモン」と「グラタンフィノワ」の調理をオーブンに任せている間に、サーモンに添えるソースとサラダの準備、そして、ウィークエンドシトロンの生地づくりを。
「ブレッドサラダ」は、レタスやトレビスなどの葉物をメインに、食パンを小さくカットしてオーブンで焼いた自家製クルトンにローストナッツ、蒸したスナップエンドウに焼いたズッキーニなどをトッピングしたもの。このクルトンとローストナッツ、スナップエンドウの調理をオーブンが担います。

「食パンを小さくカットし、オリーブオイルと塩を振って“熱風加熱プラス”180℃で15分ほど加熱するだけで、手軽に自家製クルトンができます。市販のローストナッツも再度加熱するとカリッと仕上がるので、クルトンといっしょにトレイに載せてしまいましょう。皆さん、オーブンはメインディッシュなどしっかりしたメニューの時に使うものというイメージがあるかもしれませんが、こんな風に、ちょっとした調理にも役立つんですよ」(宮本さん)

スナップエンドウ

スナップエンドウは、コンビスチームオーブンの“スチーム調理”モードを利用。100℃で4分かければ、シャキッとした歯ごたえに仕上がるのだとか。水溶性ビタミンは熱に弱く、水に溶けだしやすいため、野菜によってはゆでると栄養価がダウンしてしまいますが、蒸す場合、そんな心配は無用。スチーム調理は栄養価キープの点でも優秀というわけです。

参加者の中にも、スチーム調理機能をフル活用されている方がいらっしゃいました。
「油を控えたいので、野菜はオーブンでスチーム調理することが多いですね。Mieleは大容量なので、とうもろこし10本など大量の野菜を一度に蒸せて本当に便利。素材の甘味が引き出されて、すごくおいしいんですよ。ゆで卵をつくるのも、我が家はいつもスチームで。お鍋でお湯を沸かす手間が省けますし、卵1ケース分がおいしくゆで上がるので助かっています」

クッキングレッスンの様子

この言葉を受け、宮本さんは、急遽サラダのトッピングにゆで卵を加えることを決定。オーブンに、ゆで卵用のトレイとスナップエンドウ用のトレイを並べ、“スチーム調理”で仕上げます。
「固ゆで卵はスチームに10分なので、まず卵を先にスチームにかけましょう。(オーブンに搭載の)キッチンタイマーを6分にセットし、そこでスナップエンドウを加えれば、同時にできあがります」

完成した料理の写真 完成したデザートの写真

レッスン開始から約2時間半、3台のオーブンを使用して4品が完成しました。「グラタンフィノワ」と「ウィークエンドシトロン」は前日つくっておくと切り分けやすくなるとのこと。また、クルトンやローストナッツも日持ちがするので、前もって調理が可能。当日はサーモンとサラダのトッピング用野菜をつくるだけなので、自宅に1台しかオーブンがなくても、まったく問題はありません*。(*蒸し野菜とゆで卵は「スチーム調理」機能搭載のオーブンで調理)

食事をしている様子

こうして出来上がった料理を試食しながら、参加者たちは、「野菜がおいしい!」「サーモンがふわふわっ!」といった味の感想はもちろん、低温調理やゆで卵といった今回新たに知ったオーブンの活用法、ご自分たちがどのようにMieleオーブンを頼っているかなど、賑やかにおしゃべり。

「何度かレッスンに参加していますが、毎回、新しい発見があってすごく楽しい!」、「目の前で実践してもらえるので、オーブンの活用法が頭にしっかり入ります」、「日頃疑問に思っていることにも宮本さんが丁寧に答えてくださるので、助かります」、「どの機種を購入するか迷っていましたが、実際に使っている方の生の声が聞け、とても参考になりました」といった感想が寄せられました。

参加者同士の交流の様子

Mieleオーブンに関する知識が深まり、お料理の腕が上がると同時に、愛用者たちとの交流を通じてMieleがもっと好きになる。そんな「Mieleクッキングレッスン」に、一度足を運んでみませんか?

Text: 村上早苗

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