
ビルトイン家電はスペースパフォーマンス*が高く、
暮らしを豊かにする存在
千葉で国内外の有名ブランドのアイテムが揃うライフスタイルショップを営み、小物から建築まで住空間をトータルで手がけるTIMBER YARD。2013年から千葉県内で唯一のMieleの正規代理店でもあります。コロナ以降、オーブンを導入し、暮らしを楽しむ人が増えているそうです。TIMBER YARD取締役、西山礼美さん(左)と同社のミーレ担当でインテリアコーディネーターの行木朋子さん(右)にMieleのビルトイン家電の魅力についてお話を伺いました。
*「スペースパフォーマンス(スペパ)」とは日本語に訳すと「空間対効果」。限られた空間をいかに効率的に活用できるか、また空間の効率使用における価値や満足度を表すと言われています。
体験型のショールーム兼キッチンスタジオ
千葉・稲毛の人気ライフスタイルショップを営むTIMBER YARDは、大正13年に創業した老舗の並木木材が母体であり、現在は住宅の設計・施工も手がけ、建築とインテリアが調和した家づくりを得意としています。約1200坪の敷地内にはショップをはじめ、モデルハウス、体験型ショップ&ギャラリー、POP UPイベントスペース、レストランを併設し、これから家づくりを始める家族からインテリア好きの人まで、多くの人が足を運んでいます。その一角にあるのが、Miele製品を実際に見て・触れて・体験できる「ミーレ・プレミアムパートナーショップ千葉」のショールーム兼キッチンスタジオ。Miele製品の導入実績・サポート経験が豊富で、ユーザー一人ひとりのライフスタイルにあった細やかな提案に定評があります。


Mieleの企業理念に共感
TIMBER YARDは、経年で味わいが増す無垢の素材や暮らしに合わせたオーダーキッチンなど、飽きのこない長く愛せる家づくりをモットーとしています。Mieleが掲げる「Immer Besser(常により良いものを)」の理念にも深く共感したと西山さんは言います。「創業以来◯年、高品質な製品を提供し続け、妥協を許さないものづくりの姿勢やタイムレスなデザイン、ファミリーカンパニーであることなど、本当に素晴らしいブランドだと思います。だから私たちは、単純に製品の説明をするのではなく、まずはMieleの企業理念やブランドストーリーをしっかりとご説明するんです。機能だけで選ぶのではなく、その背景をよく知り共感してもらったほうが、最終的に満足していただけるからです」

和食も得意で、日常的に活用できるオーブン
「最近は、ファミリー層だけでなく、子育てを終えたシニア層、単身の方など、家づくりの年齢層の幅が広がり、ライフステージもさまざまです。特に最近は、広い戸建て住宅からコンパクトなマンションに住み替えるシニア層の方が多く、スペースパフォーマンスの高いビルトイン家電を導入するケースが増えていますね」(西山さん)
コロナでおうち時間が長くなり、特に採用が増えているのがオーブンだと言います。「オーブンは、野菜やお肉を切ってオーブンで焼くだけで、美味しい料理ができる。男性も『これなら自分もできそう!』と、オーブン導入後に料理に目覚めた方もいらっしゃいますよ。2013年にMieleの正規代理店を始めた頃は『オーブンはパンやお菓子をつくる人が使うもの』と思われていて、オーブン料理に慣れていない方は『使いこなせるか不安…』とおっしゃるのですが、実はオーブンは焼くだけでなく、煮る・炊くといった調理もでき、ご飯や焼き魚、味噌汁といった和食も得意。先日は、おでんをつくったお客様がいて、『オーブンにおでんの具材をセットしたお鍋を入れ、子どもを迎えに行って家に帰ってくると、温かいおでんができあがっていて、本当にラク!』と喜んでいました。その後は、料理や暮らし方も変わったそうです。オーブンがほったらかしにできるから忙しい子育て世代、共働きの強い味方ですし、オーブン料理はハレの日だけでなく、日常の料理に活躍してくれるんです」(西山さん)

空間を有効活用できるビルトイン家電
日々、TIMBER YARDを訪れるお客様にインテリアの提案も行なっている行木さん。ビルトイン家電の魅力はすっきりと収まったデザイン性だと言います。「いま、トースターなど単機能のデザイン家電がたくさんあって、カウンターの上にデザイン家電が並んでしまい、場所をとられてしまいます。また、お掃除もそれぞれの家電ごとに必要になり、手間もかかります。その点、オーブンは1つでいろんな料理ができますし、スペースも少なくて済む。二列型やI型+対面カウンターといったコンパクトなキッチンの場合、オーブンが入れば空間に無駄がなく、ビルトイン家電ならではの空間利用ができます。シンプルにすっきりと住みたい方にはぴったりです」(行木さん)。
オープンキッチンはリビングからも見えるので、家具のように仕上げられるビルトイン家電は最適です。また、オーブンは真夏にも活躍。暑いなかコンロで調理するのは大変ですが、オーブンは暑くならないので、室温も上がりません。


万能なスチームオーブン
行木さんが、よくお勧めするのがスチームオーブン。「最近は健康志向の方が多く、せいろ料理が流行っていますが、せいろも場所をとってしまいます。スチームオーブンなら火加減の必要がありませんし、ゆで卵(蒸し卵)も自動プログラムがあるので、好みの硬さにつくれますよ。先日は、スチームオーブンなら一度に沢山のゆで卵がつくれることに感動したご主人様が導入してくださいました。また、スチームオーブンで野菜を蒸すと甘みが感じられ、野菜ぎらいのお子さんもパクパク食べてくれる、と喜んでいたお母さんもいらっしゃいました。ご飯も炊けますし、スチームオーブンは万能です」(行木さん)



効率的な家事動線をつくりやすい
最近は共働きの夫婦が多く、タイムパフォーマンスの面でもビルトイン家電は活躍しています。「皆さん、いかに効率的に家事ができるかを重視しており、ビルトイン家電があればスマートに家事をこなせます。TIMBER YARDでは、キッチンの近くにランドリーを配置して、効率的な家事動線を提案しています。そうすればオーブンで調理している間に洗濯ができます。Mieleのランドリーはコンパクトですから、その上にカウンターを造作して畳める場所にしたり、アイロンをかける場所にしたりとスペースを有効活用できます」(行木さん)。Mieleのランドリーならウォークイン・クローゼットに設置したこともあるそうです。
「ビルトイン家電はスペースパフォーマンス、タイムパフォーマンスだけでなくて、それを導入したことによって日常に恩恵やハッピーがもたらされ、満足度が高くなることなんだと思います。たとえば、家族の時間が増えたり、ご主人が料理に目覚めたり、奥様の時間が増えたり…。何ものにも変え難い価値を得られるのがビルトイン家電の最大の魅力だと思います」(西山さん)


TIMBER YARDが手掛けたスペースパフォーマンスの設置実例はこちら
オーブンとランドリーでかなえたコンパクトで効率的な住まい

TIMBER YARD
TIMBER YARD
千葉県千葉市美浜区新港117
TEL:043-242-1980
営業時間:ショップ11:00〜18:30(レストランは11:30〜) 水曜定休
写真:尾嶝太、外観写真はTIMBER YARD
文/構成:植本絵美