ビルトイン食器洗い機の後付け設置とは
食器洗い機には、キッチンに外付けで置くタイプの「卓上型(据え置き型)」と、シンク下やキャビネットなどに組み込むタイプの「ビルトイン型」があり、ミーレの食器洗い機は「ビルトイン型」になります。
「ビルトイン」と聞くと、新築などキッチンをまるごと購入するタイミングでの設置をイメージしがちですが、実は既存のキッチンに後付け設置することも可能です。
ミーレビルトイン食器洗い機の主な設置条件は次の通り。「①システムキッチンがある ②設置スペースがある ③200Vの電源が取れる ④給排水設備がある/工事が可能」この4つをクリアできれば問題ありません。
ミーレビルトイン食器洗い機
5つの後付け設置条件
ミーレビルトイン食器洗い機の後付け設置では、事前にご自宅に下見に伺い、設置できるかを確認します。主な設置条件のチェックポイントは以下の5つです。
システムキッチンがある
ミーレのビルトイン食器洗い機は、システムキッチン用です。理由は、セパレートキッチン(セクショナルキッチン)は天板(ワークトップ)がなく、一般的に奥行きが55cm程度となり、ミーレ食器洗い機の設置条件を満たさないためです。システムキッチンであれば、多くのケースで設置スペースが確保できます。
設置スペースがある
ミーレのビルトイン食器洗い機は国内メーカー製品で主要な「引き出し式」とは異なり、前面ドアが大きく開く「フロントオープン式」です。そのため、キッチンの奥行きやドアを開けるためのスペースなども確認します。ミーレ食器洗い機には幅60cmと45cmの種類がありますが、それぞれに必要なスペースをご紹介します。
200Vの電源がある、
または設置可能であること
ミーレのビルトイン食器洗い機を稼働させるためには、設置場所付近に200Vコンセント (単相 200V) が必要です。
ただし、200V用の配線が分電盤まで来ていない場合やコンセントを増設する場合には屋内配線工事等が必要になります。
給排水設備のスペースがあり
工事が可能であること
ミーレのビルトイン食器洗い機の場合は、庫内のスペースを充分に確保するため、給排水設備を隣接するキャビネットやカウンターの中に設置します。
キャビネットの加工により専用のスペースを造作するか、シンク下などの空間を活用して給・排水設備のためのスペースを確保し、工事が行えるかどうかを確認します。
こんな場合は後付け設置できる?
ミーレのビルトイン食器洗い機は、既存のキッチン設備に応じて、様々な設置方法が可能です。4つのビフォーアフター事例を交えながら解説します。現在ご使用のシステムキッチンと馴染む素材にする場合、およびミーレビルトイン食器洗い機のドア面材を別途取り付けるタイプの場合は、ドア面材のご用意が必要です。ドアタイプの詳細はこちらをご覧ください。
現在、海外製ビルトイン食器洗い機を使っている
海外製の食器洗い機の主流は、ミーレと同じく「ビルトイン型」「200V電源」「幅60cm」。多くの場合入れ替え設置することが可能です。下見により、設置条件を満たしているかを確認します。
現在、国内メーカーのビルトイン食器洗い機を使っている
国内メーカー機器のほとんどは「100V電源」で稼働していますが、ミーレは「200V電源」、「給排水設備」は食器洗い機本体の下ではなく横に設置するなど、仕様が異なる点があります。交換設置が可能かどうか、下見でチェックします。
現在のものとは異なるサイズのミーレビルトイン食器洗い機を設置する場合も、以下のように元の収納スペースや引き出しを外してミーレを設置することが可能です。
幅45cmのミーレ食器洗い機を設置した例
幅60cmのミーレ食器洗い機と、収納スペースを設置した例
現在、卓上型(据え置き型)を使っている、
または食器洗い機を使っていない
現在ビルトイン食器洗い機を使用していない場合も、以下のように収納スペースや引き出しを外してミーレを設置することが可能です。
幅45cmのミーレ食器洗い機を設置した例
幅60cmのミーレ食器洗い機と、収納スペースを設置した例
現在ご使用のシステムキッチンと馴染む素材にする場合、およびミーレビルトイン食器洗い機のドア面材を別途取り付けるタイプの場合は、ドア面材のご用意が必要です。設置フローの詳細はこちらをご覧ください。