
新しいダイニングテーブルを買ったとき、10年先、20年先を思い浮かべながら選んだのを覚えています。家具や暮らしの道具を選ぶとき、これからの生活を長い視点で見つめて考えるという人は多いかもしれません。
では、家電はどうでしょうか? これまでのわたしは、いま必要な機能やデザインばかりに注目し、そもそも「ある程度の年数で買い替えるもの」という大前提のうえで選んでいた気がします。

そんなとき、ドイツの家電メーカー「Miele(ミーレ)」の洗濯乾燥機の話を聞きました。
実のところ、デザインは素敵だけれど、自分とは少々縁遠い高級な家電だと感じていたミーレの製品。しかしその背景には、20年間の使用を想定してつくられているという徹底した品質と耐久性へのこだわりがありました。20年、30年と長く使い続ける愛用者から、喜びの声がいくつも届くというエピソードからも、信頼度が伝わってきます。
今回は実際に、ミーレの洗濯乾燥機を18年愛用している方にお話をお聞きしました。家電を長く使い続ける。そこには想像以上の価値が潜んでいるようです。
(この記事は、北欧、暮らしの道具店とタイアップでお届けするコンテンツです)
家、家具、ファブリック。長く使い続けるって気持ちがいい


訪ねたのは、北欧ジャーナリストとして、北欧のライフスタイルやカルチャーを日本に広く伝えている、森 百合子(もり・ゆりこ)さんのご自宅。築88年になる日本家屋に手を加えながら、そこに少しずつ集めてきた古い家具や北欧雑貨などをミックスさせて暮らしています。
森さん:
「北欧は天然資源が限られていることもあり、ものを大切にする文化が根付いています。家をメンテナンスしながら長く住み継いだり、不用になったものは人に譲ったりリサイクルすることが多いです。
若い世代でも長く使えるデザインや品質を吟味して選びますし、そうした姿勢には自分も大いに影響を受けて、納得できるものを選ぶようになりました。
環境に負担をかけないというのはもちろんですが、どんどん買い替えるより、気に入ったものを長く使うことで自分自身も気持ちよくいられるんですよね」

北欧を旅するごとに増えていくというお気に入りのファブリックにも、長いお付き合いのものがたくさん。季節ごとに窓辺を彩るカーテンや、食卓を豊かに盛り上げるテーブルクロス。どれも一緒に過ごした時間のぶんだけ、愛着が詰まっています。

森さん:
「この黄色のファブリックはフィンランドの建築家アルヴァ・ アアルトがデザインしたもの。初めてのフィンランド旅行で訪れたアアルトの自邸で使われているのを見て、憧れていました。
気軽に買える値段ではなかったのですが、数年後に思い切って購入し、カーテンに仕立てました。何度も洗濯をして、ずいぶん長く使いましたね。今はだいぶ色褪せてしまいましたが、いずれクッションカバーか小物にリメイクしようと思っています」
18年愛用の洗濯乾燥機。機能もデザインも満足で、実家にもすすめました


そんな森さんは、毎日使う洗濯乾燥機も「高品質で長く使えるもの」という視点で選んだといいます。使い始めて18年。いまも買った当初と変わらず、シンプルな機能とデザイン、そして洗い上がり、すべてに満足しているのだと話してくれました。
森さん:
「実家でもドイツ製の洗濯機をずっと使っていたので、自分達で選ぶときにもしっかり洗える高性能なものを選びたいと思っていました。いろいろ調べて辿り着いたのが、ミーレの洗濯乾燥機です。当時の自分たちにはちょっと贅沢すぎると迷いましたが、長く使えるならと思い切りました。
実際に使ってみて、日々の洗濯が快適なのに加えて、温度や脱水度合いも細かく選べるのでクリーニングに出さずに家で洗えるものも増えました。18年も使っているので長い目で見ればけして高い買い物ではなかったと思います」

※搭載されているプログラム、温度帯、脱水回転数は現行モデルとは異なります。
森さん:
「ミーレのシンプルで直線的なデザインが好きです。2年前にバスルームをリノベーションして、色や素材でフィンランドっぽい空間にしたのですが、ミーレのデザインがしっくりきたのも嬉しかったです。
デザインだけでなく、「ミーレは使い方もシンプルでわかりやすくて、いいですよね。使い始めて数年経った頃、実家の洗濯機も買い替えることになり、母にもミーレを薦めたんです。洗濯機は断然パワーのあるタイプが好きな母も、ミーレは最高だと満足していました」
※ミーレ製品は国内メーカーと仕様が異なるため、電気工事や給排水の工事が必要になる場合があります。詳しくは「ランドリー機器導入フロー」を参照ください。
高温で洗えるから、においも汚れもすっきり


なんといっても一番のお気に入りポイントは、「しっかり洗える」ということ。カーテンやテーブルクロス、ラグなどのファブリックに囲まれて暮らす森さんにとって、洗濯は大切なお手入れ作業でもあります。

森さん:
「95度(※)までの高温で洗えるのがいいですね。古い布や古着などは時折、においや汚れが気になるものもあるので、素材を確認して大丈夫そうであれば高温で洗ってみます。特にコットン製品や白のアイテムをしっかり洗いたい時は熱いお湯を使いたいですし、思った以上にきれいに仕上がると嬉しいです」
※現行モデルとは設定温度帯が異なります(現在は最大90度まで)。

森さん:
「キッチンをはじめ、家のあちこちで使っている裂き織りマットもミーレで洗っています。厚みがありますがしっかり洗えて、油や食品の汚れもちゃんと落ちます」
長く着続けたい衣類も、安心して洗えます


汚れの少ない毎日の衣類には、40度でさっと洗えるクイックモード(※)がお気に入りです。
森さん:
「ここ数年はルームウェアやパジャマも、とりあえずのものではなく長く着られる製品を選ぶようになってきました。リネンやコットンは、洗うたびに肌なじみが良くなるのがまたいいんですよね」
※現行モデルとは搭載されているプログラムが異なります(現行モデルには「エクスプレス」プログラムを搭載)。


ミーレの大きな特徴である、蜂の巣のようなハニカムドラム。この独自構造によって生まれる薄い水の膜がクッションとなり、衣類をケアするように洗います。脱水用の孔サイズが小さく数も少ないことも生地の傷みを防ぎ、さらにふっくらやさしく乾燥。
洗いから乾燥まで、トータルで衣類を長持ちさせる工夫が詰まっています。
これまでも、これからも。暮らしをそばで支え続けてくれる洗濯乾燥機


森さん:
「布や洋服が好きなので、洗濯は楽しみでもあるんです。きれいにパリッと洗い上がったものを手にすると気分も晴れやかになります。そういえば洗った洗濯物の生乾きのにおいが気になったことってないね、と夫と話したことがあって。
しっかり洗えていないとか、汚れやにおいが残ってしまうなど洗濯する上でのストレスをほとんど感じないでいられるのはミーレの洗濯乾燥機のおかげなんでしょうね。洗濯によるダメージも少ないから、お気に入りのファブリックや服を長く愛用できているのだろうな、とも思います」

森さんの隣で、ご主人もうんうんと大きくうなずいていました。日常のお手入れもほとんど不要なことや、洗い上がりの満足度、いかにこの洗濯乾燥機を気に入っているかをいつまでも話せそうな様子は、18年かけて育んできた愛着のあらわれでしょうか。
話を聞いているうちに、そんなふうに一緒に過ごせる家電がそばにある暮らしが、なんだか羨ましく思えてきました。
毎日の生活に欠かせないものだからこそ、その選び方ひとつで日々の豊かさは変わります。お気に入りのダイニングテーブルが日常を豊かに支えてくれているように、家電も20年先を見つめて選んでみたくなりました。

ライター森 百合子さん
ライター森 百合子さん
北欧5カ国で取材を重ね、ライフスタイルやデザイン、旅情報を中心に執筆。主な著書に『3日でまわる北欧』シリーズ(トゥーヴァージンズ)、『北欧のおもてなし』(主婦の友社)など。近刊『日本の住まいで楽しむ 北欧インテリアのベーシック』(パイ インターナショナル)では築88年になる自宅で北欧インテリアを楽しむノウハウを伝えている。北欧の食器とテキスタイルの店『Sticka スティッカ』も運営。
HPはこちら https://hokuobook.com/
※本コンテンツは「北欧、暮らしの道具店」BRAND NOTE転載となります。
森 百合子さんご愛用のミーレ洗濯乾燥機

WT1洗濯乾燥機 WTR860 WPM*
洗濯・脱水容量8kg/乾燥容量5kg。ビルトイン・単独置き・スロットイン可能。直感的に操作できる「M Touch」。TwinDos(洗剤自動投入システム)。CapDosing。洗濯24/乾燥25種類の豊富なプログラム。1kgまでの衣類を洗濯~乾燥まで1時間**で行う「Single Wash&Dry」。プログラムを開始させた後でもいつでも追加投入できる「AddLoad」。糸くず取りプログラム。「SteamCare」搭載。
*製造終了モデルにつき、上記は後継モデルとなります。
**プログラムにより1時間以上かかる場合があります 。