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2025.06.10

食器洗い機歴30年超でたどり着いたミーレ。持続可能な暮らしとQOLを追求するエッセイストが選んだ逸品

ラジオ・テレビのプロデューサー時代から音楽評論などエンタテインメント分野の執筆活動を続けている小林慎一郎さん。現在は独立して、独自の視点と筆致による発信を続けるだけでなく、複数事業のブランディングやマーケティングなどマルチに活躍しています。
プライベートではコロナ禍に都会から山梨県西北部の山あいに移住し、奥様が育てた自然栽培の野菜やご近所から仕入れる地鶏や銘柄豚、県産の川魚などを使って 12 歳と 8 歳の二人の息子さんのためにキッチンで腕を振るう毎日を送っています。そんな超多忙なクッキングパパの奮闘と持続可能な暮らしを全面的に支えているのがミーレの食器洗い機とのこと。その真価を小林さんならではの視点で綴っていただきました

オーナー/建物情報

オーナー様 山梨県 小林様 | 4 人家族(子供 2 人)
設置した製品 G 5214 C SCi
食器洗い機のドア材について ドア材をキッチンに合わせて準備
使用していた製品 卓上型~国産引出式食器洗い機
建物タイプ 戸建て
築年数 新築
キッチン オリジナル総天然木(秋田産ヤマザクラ)
キッチン設計事務所 スタジオ・ママル

ありがたいことに物書きの端くれとして私なりに精魂込めて書いた文章で対価をいただくようになってかれこれ 40 年になります。当初は専ら音楽についてで、雑誌やレコードの解説書で展開した評論に対して読んでくださった方から賛同や反論もいただき、それがまた自身の価値観や感覚を深耕する糧にもなりました。その後、ソフトだけでなくオーディオ機器や音作りに評論の範囲が及び、人生 100 年の後半に入ってからはその対象は様々な生活ツールに拡がり、さらにライフスタイルや日常生活の機微について言及する機会も多くなってきました。そんな領域における私の視点や切り口の軸はQOL(Quality Of Life)です。で、後ほど詳解しますが、私のQOL向上に昨今もっとも貢献してくれているのがほかならぬミーレの食器洗い機です。

ミーレの食器洗い機が入っているキッチンの写真

ただ、何を以ってQOLとするかは人それぞれです。もともとは医療や介護の世界で使い始められた言葉で、心身のコンディションを維持・改善することがその人のQOLを高めるとされています。歩行困難な人も電動車椅子を使えば生活範囲や活動領域が一気に広まることはもっとも判りやすいQOL向上の一例です。そこから援用と拡大解釈が進み、昨今ではとにかく高級なものに囲まれ快適で裕福な日々を送るような生活レベル自体がQOLだ、という認識もあるようです。でも、私はそれはかなり狭義で短絡的な捉え方だと感じます。

玄暖炉があるリビングの写真

私も日々の生活ツールやライフスタイルについて深耕し、それについて執筆する中で、最終的には自身が住む空間やそこで送る時間そのものの質こそが重要ではないか、という考えにたどり着きました。もっと踏み込むと、自身と向き合う時間や物事を柔軟に捉えられる余裕を持てることがQOLの最終ゴールなのではないか、というのが私の考えです。そんな想いがコロナ禍で一層深まり、その後、世の中がリモートワークにシフトしたこともあって、5 年前に仕事最優先の都市圏マンション生活での多忙な日々から脱却し、山梨県西北部に移住。昨春一念発起して甲斐駒ヶ岳~八ヶ岳山麓エリアに地産天然木材で一軒家を竣工させました。

一軒家の外観写真

戦禍を除けば人類の喫緊かつ最大の課題は地球温暖化ではないかと私は考えているので、新居では太陽光を発電、貯湯、全館床暖房に活用し、余剰電力はEV(電気自動車)に充電。日没後は逆にEVから家庭に給電し生活しています。その上で、間取りをはじめサッシや床材、断熱材、空調、さらには照明やキッチンなどの一切はQOL的観点から厳選し、家族全員の生活上のストレスを最小化した空間を手に入れることができました。住み始めてちょうど一年になりますが、南アルプスの絶景を眼前にご近所からやって来た銘木材に囲まれ、暑さ寒さ知らずで過ごす日々は想像をはるかに超える快適さです。あらゆる生活行動にゆとりや余裕が備わり、物事をより深層から捉えられるようになったような気がしています。

キッチンの写真

超多忙な毎日であっても自炊派食道楽を貫く私の食器洗い機歴は 30 年以上におよびます。当時は画期的であった省スペースの卓上型に始まり、引っ越しも多く、専ら賃貸だったこともあり、必然的に卓上型を歴代愛用し、それなりの恩恵を授かってきました。現居の直前の賃貸家屋ではたまたま備えつけられていたビルトイン式引き出し型の国産機を初めて使ってみました。しかし、その頃には子供 2 人に恵まれ 4 人家族となっていましたので、45 ㎝幅の引き出し式のサイズでは 1 食分の食器だけを洗うのが精一杯で、調理器具はすべて手洗いでした。調べてみて驚いたのですが、それまで使っていた同じそのメーカーの卓上型よりも容量は少ないのです。ミーレの 60 ㎝幅と国内モデル引き出し型の標準の 45 ㎝幅と比較すると、一辺の差は僅か 15 ㎝の差ですが庫内容量はミーレの 60cm 幅が約 160Lで国産引き出し式標準タイプの 45 ㎝幅は 40Lなので約 4 倍の大差となります。

食洗器の写真

最上段のカトラリートレイにはナイフや箸、スプーンをずらりと並べ、中段には大き目の茶碗やボウル、カップ、ワイングラス、下段は大皿から 28 ㎝径のフライパン、そのほか残った全食器と調理器具がすっぽり入ります。中段は 15-17cm、下段は 27-35cm と 3 段階で高さ調節ができるので、洗い物の大きさによってレバーで簡単に高さを変えられるのも便利です。サイズに余裕があるので、パズルを解くように入れる順番や配置をあれこれ考えなくても済むこともQOLの観点から優れたメリットです。何より嬉しいのは油まみれで洗う手間がとにかく厄介な卓上型オーブンの天板や網まで洗えること。圧巻はレンジフードのフィルターやシロッコファンまでピカピカに。使ってみるとこれはホント凄い!まるで家に専門のハウス・クリーニング業者が常駐しているような気分です。

シロッコファンの写真
キッチンの写真
調理中の写真

さらに “出来立て”に勝る美味しさはない、と考える私は調理したその場で家族や友人に食べてもらうため、広めのキッチン天板の下に足が入る空間を確保し、カウンターキッチン・スタイルの食事も可能にしました(まさに究極の対面型キッチンです)。その際に避けたいのは調理準備用のボウルやトレー、そして食べ終えた食器類の露出です。大容量のミーレにそれらをガンガン放り込み、ドアを閉めてしまえば、ドア材取付モデルなのでハードの存在感もなく、食事中も凛としたヤマザクラ製の家具に囲まれているような環境が確保できています(無垢のドア材はとりわけキッチン全体との一体感が出ます)。

キッチンの写真

次に実際に使ってみて驚いたのはその静粛性でした。特に卓上型はキッチンの上に露呈しているのでノズル付プロペラの高速回転音や排水時の吸引の音が筐体からダイレクトに聞こえるのでその動作音は必然的に大きくなりますが、ミーレの場合は排水時にいささか動作音が聞こえるくらいで、洗浄中はほとんど音がしないので最初は動いているかどうか心配になるほどでした。なのでリビングの中央近辺にオープンキッチンをレイアウトしたにも関わらず、食器洗い機の動作音が食後の寛ぎの時間や眠りを阻害することもまったくありません。その静粛性は製品自体の静音設計に因るところ大ですが、それに加えてキッチン筐体が食器洗い機のドア材も含めてしっかりとした質量の無垢のヤマザクラで構成されていることもあると思われます。そして省エネを徹底する上で欠かせないのがミーレ独自の AutoOpen 乾燥機能です。AutoOpen 乾燥は最終すすぎの後その熱を活用し、①庫内の温度をファンで冷やして結露させ、水分を排出した後、②自動でドアを開けて蒸気を逃がす乾燥方式。従来使っていた機種と違い、ヒーターによる温風乾燥をしなくてもしっかり乾きますし、ヒーターを使わないので電気代もおさえてくれます。 洗剤と洗浄やすすぎの水の消費もぐんと抑える食器洗い機は、環境にも優しく、食後の後片付けもおまかせでき、余剰時間も生まれます。今回 AutoOpen 乾燥機能付きの 60 ㎝幅サイズ機にしたことで、我が家は食器類の手洗いから完全に解放されました。高温すすぎに基づく衛生面も得難いメリットです。

食器洗い機できれいになった食器の写真

トータルとして、動作音も低く、まったく生産的ではない食器類を洗う時間と手間、そして水道やエネルギーの消費を大幅に軽減してくれること自体も大きなヴァリューですが、それによって得られる時間や心の安寧がもたらしてくれる心身両面の余裕やゆとりこそがQOLそのものではないかと私は考えます。様々な生活パターンやステージを経験し、世にある種々多彩な生活ツールを使ってきましたが、QOL的観点に於いてこれに勝る逸品はちょっとないだろうと私は感じています。

食洗器を操作する写真
小林 慎一郎さん

小林 慎一郎さん

小林 慎一郎さん

エッセイスト、プロデューサー。京都大学工学部電子工学科卒業後、朝日放送でラジオ・テレビの番組制作やメディア開発に携わる(主なプロデュース番組は『山下達郎 vs 松任谷由実~ラジオの力』、『坂本龍一ピアノソロ』、『ダウンタウンの摩訶不思議…』、『サンデープロジェクト』など)。また、並行して、音楽評論家、エッセイストとして活躍。その後さまざまな新規メディアや社内ヴェンチャーを立ち上げた後、2017 年に独立し、プロデュースハウス SyncJapan を設立。大手外食チェーンや国民生活の根底を支える運送業や医療学会、通信キャリアのコンテンツサービスなどの広報~ブランディング~マーケティングをコーディネートする。そんな多種多様な領域で生活者の立場に立ってQOL(クォリティ・オブ・ライフ)を深耕し、執筆活動にも更に注力。専門誌で展開するエッセイ『逸品生活』では選りすぐりの逸品の“絶妙”と“絶佳”を独自の視点と筆致で綴り、高感度な生活者の価値観を刺激し続けている。座右の銘は「晴耕雨読」。昨春、南アルプスの絶景が眼前にある閑静な傾斜地に地産天然木に徹底的に拘り、≒オフグリッドで CO2 排出はマイナスの ZEH(Zero Energy House) を竣工。

ご相談・ご購入

新築・リフォームの場合

新築・リフォームでミーレ食器洗い機の設置をご検討の場合は、担当の設計士、工務店様に下記の点を伝えてご相談ください。

  • 検討中の食器洗い機の機種

入れ替えの場合

現在使用中の食洗機をミーレ食器洗い機に入替をご検討中の場合は、下記の点をミーレ直営店、販売店にご相談ください。

  • 検討中の食器洗い機の機種
  • 現在使用中の機器の機種

後付けする場合

お使いのキッチンにビルトイン食器洗い機の後付け設置をご検討の場合は、以下のスペースがあれば設置可能です。
下記の点をミーレ直営店、販売店にご相談ください。

  • 幅45cm または 60cm
  • 高さ 81〜87.5cm
  • 奥行 58cm
  • 検討中の食器洗い機の機種
  • 現在使用中の機器の機種

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